猫は遊びも面倒なの?
ペットコーナーに行くと、色んな種類のおもちゃがありますよね。
でも、いざ買ってみても反応がイマイチということも珍しくありません。猫は遊びまで面倒なのでしょうか?
実はそうではありません。
猫じゃらしのようなおもちゃには種類別に特徴があり、上手く使いこなすことが大切なのです。
猫にとって遊びは狩りの練習。つまり、狩猟本能を引き出すことができれば遊んでくれるというわけです。
猫じゃらしのタイプ別攻略法!
今回は数ある猫じゃらしの中からよく見かけるものをピックアップし、攻略法をタイプ別に紹介していきます。
1.音が出るパタパタ系
セロハンやテープを使用したパタパタ系おもちゃ。そのコンセプトは虫や鳥です。
羽音を立てて飛ぶ生き物の動きを想像してみてください。
パタパタと「飛んでは休み、再び飛ぶ」を繰り返してますよね。この動きを再現しましょう!
音が出るように振り、目で追ってきたら一旦止めます。そして、静かに動かして焦らします。
駆け引きで重要なのは黒目の動きです。
猫は興奮すると瞳孔が大きくなります。真ん丸な目になったら再び飛ばします。
これを繰り返し、最後は捕まえさせてあげましょう。
2.ファータイプ(基本編)
棒の先にファーが付いたおもちゃもよく見かけますよね。
これは音が出ないので、やみくもに振っても反応してくれないことが多いのが難点です。
攻略するためにはいくつかステップがあります。
まずは猫じゃらしの匂いを嗅いでもらいましょう。猫の挨拶の要領で鼻に近づけます。鼻をつけてくれたら徐々に上にあげていきます。
動きにつられて猫が立ち上がったら見事作戦成功です!
猫は気になるものを立ち上がって確認する習性があります。
その後は上下に動かして駆け引きをします。最終的には白刃取りのように掴んで終了です。
3.ファータイプ(応用編)
ファータイプには応用編があります。
布や紙袋(折り込みチラシでもOK)を用意してください。
用意したものを床に置き、おもちゃを下に入れます。そして、隙間から出し入れを繰り返して注意を引きます。ここでも目の動きを見て駆け引きをします。
低い姿勢からお尻を上げ、フリフリしたら突進してくるはずです。そのタイミングで少し引っ込めます。器用に前足を突っ込んでGETしたらおしまいです。
この遊びはネズミを狩るシーンを想定しています。ネズミが巣穴を出入りしている様子を再現してみてください。
4.蛇のような紐タイプ
紐は猫にとって蛇を連想させるものです。蛇は獲物であると同時に天敵でもあります。
よりリアルな動きをすれば、猫にとってはスリル満点の遊びになるはずです。
紐をニョロニョロと床に這わせ、蛇のような動きをします。
猫が注目してくれたら一旦動きを止めます。次に焦らしながら猫の動きをみます。猫が動いたら再び止めます。そして猫が止まったら動かします。
結末としては、猫が突進して前足でおもちゃの動きを止めて捕まえます。
5.レーザーポインター
レーザーの攻略法も紹介いたします。
レーザーは実態がないため、しっかりと注目させることが重要です。
猫が見つめている先にポイントを合わせ、ゆっくりと動かし始めます。
猫は通常の視力が弱いので、スローテンポで始めるのが攻略のコツです。
そのままジグザグに動かしても良いですし、壁の向けて動かしてもOKです。
猫が飽きるまで追わせましょう。追跡を開始したら少し動きを早めても大丈夫です。
必ず猫用のポインターを購入してください。
そして、目に直接光が当たらないように気をつけましょう。
コツさえ掴めば難しい駆け引きがいらないので、意外と簡単に遊ぶことができます。
愛猫の好みの獲物を知る
遊びは狩りの練習になるので、愛猫の獲物の好みを知ることも大切です。
日頃の生活の中で飛んでいるものに興味を持てば虫や鳥、カサカサという音に興味をもてば小動物が好みになります。
愛猫が好む獲物を演出できるおもちゃを選び、実演すると食い付きが良いでしょう。
あくまでも遊び(練習)なので、最後は必ず捕まるようにしてください。成功体験が自信につながり、楽しみが増えるからです。
まとめ
今回は、猫じゃらしの種類別攻略法を紹介させていただきました。
猫じゃらしを獲物に見立てて、よりリアルな動きができるように頑張ってくださいね。
猫は薄暗い時間帯に狩りをするので、タイミングとしては夕方以降がおすすめです。
さらに食前を狙って遊び、その後でご飯タイムを設けると実際に捕らえた獲物を食べている気分が味わえます。
積極的に体を動かすことでストレス発散になり、課題である運動不足を解消することができます。
何より愛猫との素晴らしいコミュニケーションの時間にもなりますので、楽しんでプレイしてください!