猫のカリカリの選び方
猫の主食となるドライフード、通称「カリカリ」は種類がとても豊富で、どれを食べさせればいいのか分からないという声をよく耳にします。かく言う私も、愛猫と暮らし始めてからずっと悩み続けていました。色々調べた結果、難しいことはよく分からないけれど、最低限この4つを意識しよう!と決めた4つのポイントをご紹介します。お手元にあるカリカリのパッケージ裏、原材料などの表記欄を見ながら読んでみて下さいね♪
ポイントその1:日本産が安全とは限らない
愛猫のフード選びのなかで、一番驚いたのが「国産が安全とは限らない」ということでした。人間の食べ物では「国産」と言えば安全というイメージがありますよね。しかしながら、ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)という法律が施行された2009年までは、あまり厳しい制限もなかった背景から国産のフードは安全性が低いと言われることがあります。
実際に、現在プレミアムフードとして扱われているドライフードは、海外のものが多いですよね。特に「動物愛護先進国」といわれるアメリカ、ドイツ、イギリスなどでは、ペットフードに関してとても厳しい基準が定められていることから、安全性が高く信頼できるとされています。
ポイントその2:原材料の一番始めは何?
パッケージ裏に、つらつらと記載されている原材料を確認してみましょう。一番始めに表記されている原材料は、何になっていますか?
一番始めに表記されている材料が、そのフードに一番多く含まれている材料です。安価なフードカリカリの場合、穀類(トウモロコシ、小麦など)が表記されていることが多いので、一番始めに表記されているのが「肉(チキン、ターキーなど)」であるフードを選びましょう!
ポイントその3:ミールに注意
原材料を見ていると「〇〇ミール」「〇〇パウダー」「肉副産物」「家禽副産物」という表記がありますよね。これらは分かりやすくいうと「人が食べる部分以外の肉をすり潰したもの」です。必ずしも粗悪品というわけではないのですが「4Dミート」と呼ばれる死んだ動物、死にかけの動物、病気の動物、障害のある動物の肉が含まれている可能性もあるとされています。そのため、原材料に肉そのものの表記がなく、ハッキリ分からない表記しかないものは避けるようにしましょう。ですが、少しも含まれていてはいけない、というわけではありません。
ポイントその4:香料、着色料が多量に入っていないか
猫のドライフードも、様々な形と色、香りのする粒がありますよね。そういった色や香りのために着色料や香料が使用されているものも少なくはないです。含有されてはいけないものではありませんができれば多いものは避けた方が無難ですね!
猫のカリカリ選びに正解はない
猫のフードについて調べた後、「だから結局、どのカリカリがいいんだ!」と頭を抱えたことがあるのは私だけではないはず。さっき見たサイトでは○○フードがいいって書いてあったのに、こっちではダメって書かれている…なんてこともありますよね。ネット上では様々な意見が飛び交い、中にはなんの根拠もない情報も存在します。
そこで第一に考えておきたいのは「今、愛猫にとって必要なカリカリはどれか」ということです。まず、上記のような「最低限の条件」を定め、それを前提として、愛猫にとって必要なカリカリを選びましょう!それにどんなに高価プレミアムフードを意気込んで購入したとしても、愛猫が喜んで食べてくれるとは限りません。実際に私は、ほぼ100%の猫ちゃんが食べた!と有名なプレミアムフードを愛猫に全力スルーされ、泣く泣く定期購入を中止したことがあります…(笑)どれだけ愛猫の健康を考えて購入したカリカリでも、愛猫が気に入ってくれなければ意味がないですものね!
まとめ
我が家の愛猫は飽きるのも早く、3種類程度のカリカリをローテーションで食べさせています。猫のカリカリについて調べ尽くしていた時期は、良かれと思って購入したプレミアムフードは愛猫にスルーされ、かかりつけの動物病院で販売しているフードも、ダメと書いてあるサイトがあったし…と、ネットの情報に振り回されて悩んでばかり居ました。何か持病がある場合は獣医師と相談して療法食を考えていく必要がありますが、健康な猫ちゃんでは最低限のポイントだけは押さえた上で体調などに合わせて楽しくカリカリ選びをしてあげましょう。
女性 まるもも
猫が噛んだら「はぁ~・・・」て憂鬱そうに(悲しげに)ため息をつくと、噛んでる口を離す。
そのうちに噛まなくなった。
(獣医さんから言われて自分の家の「狂暴、遊びから本気になる噛み猫」で実証済です)
去勢しても獰猛なオスのままでした。随分苦労したのです。