1.安定して落ち着くから

両手を前に伸ばした、いわゆる猫の「スフィンクス座り」。
よく猫が座る時にしている恰好ですよね。首をのばして、ちょっと偉そうです。
この状態から、両手をクロスさせることがあります。
これは、ただスフィンクス座りをしているより、安定して落ち着くからという見方があります。
確かに、手を前に揃えて伸ばしているよりも、クロスさせた方が、疲れないような気もしますね。楽な姿勢をよく知っているようです。
2.安心してリラックスしている

両手を前でクロスさせた座り方は、安定感があって落ち着きます。
そんな楽な姿勢をとるのは、リラックスしている証拠。
つまり、猫が前足をクロスさせている時は、リラックスしている時でもあるのです。警戒心がなく、安心しているのでしょう。
なぜなら、前足をクロスしてしまうと、外敵に襲われるなど、いざという時にとっさに立ち上がって逃げたり、攻撃することが難しいからです。
リラックスできるのは、暮らしている環境が心地良く、飼い主を信頼しているから。
猫に安心して過ごしてもらえたら、飼い主としては嬉しいですね。
3.癖になっている

猫が頻繁に前足をクロスしていたら、癖になっている可能性があります。
一度スフィンクス座りから両手をクロスさせてみたら楽だったので、それからクロスさせるようになったのかもしれませんね。
人間でも椅子に座るとつい足を組んでしまうという人がいるように、猫もきっと癖になっているのでしょう。
座っている時だけでなく、横になって寝ている時も前足をクロスすることがありますね。
人間でもそれぞれ寝方に癖があるように、それも癖なのかも知れません。
猫が前足をクロスしていたら?

クロスさせた猫の前足。何ともキュートで、見ると触りたくなってしまいますね。
でも、猫は足先を触られるのは、あまり好きではないんです。
撫でている時に耳が横に寝てしまったり、しっぽをパタパタ激しく打ちつけ始めたら要注意。イライラしてきたサインです。
そのまま触っていると、猫パンチが飛んできたり、噛みつかれることもあるので気をつけて下さいね。
まとめ

猫が時々見せてくれる魅力的なポーズ。前足のクロスもそのひとつですね。
そんな姿勢の時はリラックスした状態のことが多いので、猫の表情も穏やかです。見ているとこちらまで癒されますね。
せっかく安心して満足している時なので、むやみに構わずそっとしておいてあげましょう。
もし構ってアピールが見られたら、その時はたくさん甘えさせてあげて下さいね。