猫に『エリザベスカラー』は必要?その役割や嫌がる時の対処法6つ

猫に『エリザベスカラー』は必要?その役割や嫌がる時の対処法6つ

動物病院に行くと見かけるエリザベスカラー。嫌いな猫も多いようですが、どのような役割があるのでしょうか。今回は、カラーの必要性と嫌がる時の対処法について、詳しく紹介いたします。

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エリザベスカラーはどのような時に使う?

カラーを巻く猫

エリザベスカラー(以下カラー)とは、プラスチック製の保護具のことです。

現在では様々な種類がありますが、英国のエリザベス1世のドレス姿が名の由来です。

動物病院やSNSなどで見かける機会があるかもしませんが、どのような場面で使われるものなのでしょうか?

代表的なシチュエーションを紹介いたします。

手術後(抜糸までの間)

手術後は体に傷があり、抜糸が必要な糸が残っていることもあります。

猫は負傷すると舐めて治そうとする習性があるため、傷口を保護しなければなりません。

患部を舐めると傷口が広がるだけではなく、バイ菌が入る恐れがあります。

さらに、糸を噛みちぎって抜いてしまう可能性もあります。

カラーを巻いておくことで、これらのリスクから守ることができるのです。

塗り薬が必要な時

怪我や皮膚炎の影響で、患部に直接薬を塗ることがあります。

その際にカラーを活用することで、猫が薬を舐めることも防ぐことができます。

目を負傷している時

多頭飼育をしていると、じゃれ合いから目を負傷することがあります。

目に違和感があることから念入りに顔を洗うことで、さらに事態が悪化することがあります。

ここでもやはり、カラーが役に立つのです。

首の周りがカラーで覆われていることで、負傷した目を保護することができます。

猫にとっては不快なもの

カラーをつけて食事する猫

カラーには大切な役割がある一方で、嫌がる猫が多いのも現状です。

猫にとっては不快なものだからです。なぜ、それ程までに嫌がるのでしょうか。

いくつか例を挙げてみます。

  • 食事が食べにくい
  • 毛繕いが思うようにできない
  • リラックスして眠れない
  • ヒゲの感覚が狂うので歩きにくい
  • 視野が狭くなるなど

人間の状況に例えるなら例えるなら、眼帯をすると歩きにくくなる、歯科麻酔をかけると喋りにくくなるような不快感に似ているのかもしれません。

日常生活が少し不便になってしまうのですから、猫にとって不快なのも当然ですね。

嫌がる時の対処法

カラーをつけた猫

猫らしい生活に支障を来すカラーですが、必要に応じて使わなければなりません。

そこで、少しでも快適になるような対処法を6つ紹介いたします。

1.透明なカラーを選ぶ

可愛い色やオシャレなデザインのカラーがありますが、視野を確保するためにも透明なものがおすすめです。

2.サイズ感が合っていて軽いもの

カラーのサイズは首輪と同じく、飼い主さんの指が2本入る余裕があるものが適しています。

円錐も大きくなり過ぎないように、愛猫の体にあった大きさを選びましょう。

重さも重要です。できるだけストレスを軽減できるように、軽いものを選んでください。

3.食器を高くする

食器の位置が高くなると、カラーを着けた状態でも食べやすくなります。

台を置いて高さを出してあげれば、普段使っている食器でも大丈夫です。

4.障害物を置かない

猫は動体視力こそ優れているものの、通常の視力は良くありません。

安全に歩行するためには、匂いや音、ヒゲによるセンサーが欠かせません。

カラーによってセンサーが働きにくくなっているので、障害物になり得るものは片付けてあげましょう。

5.トイレのカバーを外す

カバー付きのトイレを使用しているご家庭では、カバーを外してあげましょう。

カラーが引っかかることなく、安心してトイレを使えるようになります。

6.こまめにブラッシングする

カラー使用中は、思うように毛繕いができません。

長毛種はもちろんのこと、短毛種の場合もこまめにブラッシングをしてあげましょう。

まとめ

カラーをつけられて不機嫌な猫

猫にとってカラーは、正直便利なものではありません。飼い主さんも見ていてもどかしくなるでしょう。

しかし役割からも分かるように、どうしても使わなければならない場面があります。

上記で対処法として挙げたことを参考に、愛猫が過ごしやすい工夫をしてあげましょう。

それでもカラーの継続が難しいようであれば、術後着を活用することも検討してみてください。

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