木登り感覚
猫が高いところ好きなのは、周知の事実でしょう。高いところは安全ですし、周りを見張るのにも重宝します。そのため、よく登るのです。
家の中であってもその習性は変わりません。猫の高いところに登りたい欲求は、とどまるところを知らないのです。カーテンはその欲を満たすのに最適なのでしょう。
ひとたび爪をひっかければ、猫の中ではもう木を登っている気分に。上まで行って達成感にひたるに違いありません。
飼い主さんの注目を集めたい
猫がカーテンを登ると聞こえてくる飼い主さんの絶叫。慌てふためくその様子に「構ってもらってる!」と嬉しさを隠せません。
飼い主さんが忙しいと、構ってもらいたくてもムシをされてしまいがちです。そのため、カーテンに登るという荒技を持って気を引こうとしているのでしょう。
もしくは、以前登ったときに飼い主さんが猫にとって嬉しい反応をしてくれたのかもしれません。そのことを覚えていて、再びくりかえしているという可能性もあります。
楽しい
カーテンは猫が好きな高いところに登れる上、上下運動もできる嬉しいアイテム。ただ単に楽しいという理由で登る場合もあるでしょう。
カーテンレールまで登り、ひしゃげてしまうことが。これは大変です。猫も足場の悪いところにいて、体に余計な負担がかかるかもしれません。
他にもっと楽しい場所を用意してあげると登らなくなる可能性があります。なかなか難しいですが「これは!」というキャットタワーなどを設置してみてはいかがでしょうか。
おもちゃにしている
ひらひらと舞うカーテンを、おもちゃ代わりにしている場合も。風にゆれ、触ればゆれる動きは猫にとってたまらなく魅力的に見えるのでしょう。狩猟本能を刺激されてしかたがないのです。
そのため、我を忘れて飛びかかってしまうのでしょう。とはいえカーテンは、猫が簡単に倒せる相手ではありません。攻撃してもしてもなかなか倒すことができず、気がついたら上まで登ってしまっていた、ということもありえそうです。
登りやすい
カーテンの生地は猫の爪がひっかかりやすく、登りやすいのでしょう。するすると登れるその快感が病み付きに。体重が軽い子猫のうちはハマる場合がありますが、ある程度重くなって来ると登らなくなることも。
猫がカーテン登りをすると大抵の場合ボロボロになってしまうため、悩む飼い主さんは少なくないようです。爪がひっかかって取れなくなると、猫もケガをするリスクがあります。
カーテン登りができない構造のカーテンがありますので、購入を検討してもよいでしょう。対策としては、それが一番だと考えられます。
まとめ
時に予想もしないことをしでかし、飼い主さんを驚かせる猫たち。カーテンは登る猫と登らない猫がいるようですが、もし愛猫が登るタイプなら、悩みは尽きないでしょう。
体重が重くなれば登らなくなる可能性があるため、それまでの辛抱かもしれません。もしずっと登るならそのときに、登れないカーテンに変えるとよいのではないでしょうか。