猫の健康を守る『フード選びのルール』5つ

猫の健康を守る『フード選びのルール』5つ

いろいろな猫のご飯が販売されていますが、皆様はどのような事を考えて購入していますか?本記事では、健康に直結する食べ物について考えてみましょう。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.年齢に見合ったご飯を選択

ご飯を見てびっくりしている猫

子猫、成猫、老齢など、猫のライフステージによって必要な栄養成分は異なります。

子猫時代は、身体を作るために栄養素を多めに必要とします。

しかし、身体が出来上がり成長が安定する成猫では、子猫時代のご飯では肥満になってしまいます。

同じように、老齢に入った時も成猫と同じではなく、加齢に合わせたご飯が必要になる事が多いようです。

2.総合栄養食の表示を確認

販売されているフードの袋

猫のご飯は『総合栄養食』とパッケージに印刷されている事が大切です!

「猫は水とこれさえあれば一生涯暮らすことができる」と言われているのが、この総合栄養食です。

ちなみに、おやつは猫が生きるために必要な栄養素を満たしていないため、総合栄養食とは言われません。

3.身体に良い物を

ご飯を前に不満げな猫

猫が毎日食べるご飯は、無駄な添加物の入っていない物を選びましょう。

価格の安すぎるご飯には何らかの理由がありますので、可能ならば選ばないようにします。

そして、猫にとっては不必要な着色料やお肉に似せた物が入っていない、タンパク質と炭水化物のバランスが猫に合っている「猫専用ご飯」を選んであげましょう。

4.療法食は獣医師の処方が必須

女性獣医師に診察される猫

「療法食」を選択する場合は、必ず獣医師の診断を仰いでください。

先ほどお伝えした総合栄養食とは食べ物の種類が違います。

病気になって初めて治療の一環として推奨される療法食には、健康な猫にとって必要な栄養成分がアンバランスに入っています。

そのため、療法食を健康な猫が食べると危険です。

ネットでもスーパーでも購入できますが、絶対に自己判断で選択してはいけません。

5.購入する量に注意

袋に入っているドライフード

ひと月以内で使い切れる量のご飯を購入しましょう。

パッケージに記載されている賞味期限は「未開封」の場合です。一度封を開けると、加速度的にご飯は酸化し劣化していきます。

もちろん料金的には、小袋で何回も購入するよりも、2キロや4キロなど大きな袋で購入する方がお得です。

しかし多頭で暮らしていなければ、500グラムや1キロまでの小袋で購入してください。

高価なご飯も、ひと月以上袋の開閉を行えば酸化し、猫にとって毒になってしまいます。

まとめ

並んで食べる猫たち

猫の健康を守る『フード選びのルール』5つについてお伝えいたしました。

どのような食べ物を猫に食べさせれば良いが迷った時は、一緒に暮らす人間が食べてチェックすると安心でしょう。

もしも口に入れることを躊躇してしまうご飯ならば、猫にあげてはいけませんよ!

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