1.毛づくろいを手伝う
猫は頻繁に毛づくろいをします。
手伝ってあげたくなるほどせっせと毛づくろいをしていますが、手伝ってしまうと猫におせっかいと思われてしまいます。
猫にとって毛づくろいは体をきれいにするだけでなく、気持ちを落ち着かせたりリラックスさせたりする目的もあるのです。
また、毛づくろい中はとても集中しているので、それを邪魔されることは猫にとってストレスでもあります。
2.シャンプーの回数が多い
猫はきれい好きですが、飼い主さんが体のケアをする必要もあります。
ブラッシングや爪切りなど定期的に行うことで猫の健康を維持したり健康チェックになったりもします。
しかし、シャンプーによるお手入れは、頻繁に行うと猫にはおせっかいと感じられてしまったり、被毛や皮膚にとっては逆効果になる場合もあります。
そもそも猫は体が濡れることを嫌うため、シャンプーは大きなストレスとなります。
頻繁にシャンプーすると必要な皮脂が洗いなされてしまい、毛艶が悪くなったり皮膚病になりやすくなったりしてしまいます。
短毛種なら無理にシャンプーをしなくても大丈夫です。皮脂汚れが酷いときやお尻まわりが汚れたときなどに行うだけで大丈夫です。
一方長毛種の場合は、月に1回ほどシャンプーするのが目安になります。
皮膚病などでシャンプー療法が必要な場合を除いて、シャンプーを頻繁に行わないようにしましょう。
3.猫を移動させる
猫は快適な場所を見つけるのが上手と言われています。
猫が寒いだろうと思ってあたたかかい場所へ連れて行ったり、暑いだろうと思って涼しい場所へ連れて行ったりするのは、猫からはおせっかいと思われているかもしれません。
夏でもエアコンの冷気が苦手な猫は涼しくない場所にいたり、暑がりな猫は冬でもひんやりした場所にいたりすることがあります。
また、高い場所から下ろされることも、猫はあまりうれしく思っていない可能性があります。
猫は高い場所が好きです。見晴らしが良い場所で周りを見たり昼寝をしたりできることが猫のストレス対策になります。
もし本当に猫が飼い主さんに下ろしてほしいときは、何かしらアクションを起こすでしょう。
4.服を着せる
猫は寒がりなイメージが強いかもしれません。
しかし、服を着せられるのは、猫におせっかいと思われてしまうでしょう。
思うように毛づくろいができないことがストレスとなるからです。
とはいえ、手術後、皮膚病やケガの治療中、高齢や病気で体温調節ができないなど、服を着なければならないときがあります。
それ以外では、寒さ対策では毛布や湯たんぽなどを用意し、猫の可愛いコスプレ写真を撮るときは撮影のときの短時間だけにしてあげましょう。
5.トイレの後、お尻を拭く
猫は自分でお手入れができるので、デリケートなお尻周りをトイレの都度拭かれるのは、おせっかいと思っているかもしれません。
お腹の調子が悪くてお尻が汚れているときは拭いてあげる必要があります。濡らしたティッシュなどで優しく拭き取ってあげましょう。
汚れが付きやすい長毛猫は、お尻まわりの被毛を少しカットしておくと、汚れがつきにくくなります。
まとめ
猫のためを思ってお世話をしていても、猫におせっかいと思われる行動をご紹介しました。
愛猫のためにいろいろとしてあげたくなる気持ちは確かにわかります。
しかし、猫がストレスなく暮らせるように、猫がどのような生き物なのかをよく理解した上で適切なお世話をしてあげたいですよね。