興奮スイッチがONになるタイミングは?
猫には、やる気スイッチならぬ興奮スイッチが存在します。
それはどのタイミングで、何がきっかけでONになるのでしょうか?
猫が興奮しやすいシチュエーションを4つ紹介いたします。
1.マタタビを嗅ぎすぎた
マタタビは人間のお酒のようなもので、適量であれば心地よくストレス解消になるアイテムです。
しかし、嗅ぎすぎると興奮状態になり、転げ回ったり走り回ったりします。人間に例えるならお酒がきっかけで悪態をつくようなものですね。
自然と落ち着くことが多いですが、そもそも脳の中枢神経を刺激する成分が含まれているので、与えすぎないように気をつけましょう。
2.遊びに熱中し過ぎた
猫にとって遊びは、狩りの練習や真似のような役割を持っています。
家猫にも狩猟本能があるので、白熱すると本気モードになることがあります。
そうなると、獲物に見立てた対象に激しく噛みつき、蹴りを入れて攻撃します。もちろん人間が餌食になる可能性もあります。
大きな蹴りぐるみなら良いのですが、人間なら大怪我をしてしまいます。
家猫もハンターなので、人の手足ではなく、必ずおもちゃで遊ばせるようにしつけましょう。
3.「腰トントン」のやりすぎ
猫のしっぽ周辺にはたくさんの神経が集中しています。
優しくトントンと叩くことで快感を得ることができ、好む猫も多いのです。
その反面、長くやりすぎると興奮して攻撃的になることがあります。ソワソワしてきたら終了してください。
4.布団から足がはみ出ている
就寝中、突然愛猫の襲撃を受けた経験はありませんか?
恐らく、布団から足がちょろっとはみ出てしまったことが原因でしょう。
このシチュエーションは、小動物が巣穴から出たり入ったりする場面によく似ています。
時間帯的にも狩りの時間と重なるため、足を獲物と間違えてしまうのです。
足元の布団を丸め込んで、足が出ないように対処してみてください。
猫が興奮してしまったら…どうすれば良い?
もしも愛猫が興奮状態に陥ってしまったら、どう対処すれば良いのでしょうか。
まずはその場から離れましょう。
自然と落ち着くまで待つのが最も安全です。十分に距離をとって見守ってください。
尚、声をかけることも控えてください。声に反応して更にヒートアップする恐れがあります。
まとめ
猫が興奮するスイッチは、狩猟本能にありました。
何らかのきっかけで狩猟本能がくすぐられると狩りモードが発動するようです。
ちなみに興奮のサインとしては、「黒目が大きくなる」「ヒゲが前を向く」「唸り声をあげる」などがあります。
一緒に遊んでいる最中にこのサインが現れたら、遊びを中断しましょう。これが興奮状態を防ぐ手立てになります。
注意していてもスイッチが入ってしまったら、その場を離れて静かに見守るようにしてください。