猫はどうやって名前を認識しているの?
気まぐれではありますが、愛猫の名前を呼ぶと返事をしてくれますよね。
猫は名前を覚えることができるのでしょうか?もし可能なら、どのように認識しているのでしょうか。
猫も名前を覚えられる!
猫も名前を覚えることができます。
しかも、名前だけではありません。日常でよく耳にする単語はある程度覚えることができます。
単語を音として捉えている
猫は単語を音として捉えています。この音は自分の名前、この音はご飯、のように。
猫に名前を覚えさせる方法
具体的にはどのように名前を教えていけば、猫にとっては覚えやすいのでしょうか?
猫に名前を覚えさせる方法を4つ紹介いたします。
1.名前を呼んで話しかける
日常のあらゆる場面で名前を口にしてみてください。
例えば、みーちゃんと言う猫であれば「みーちゃんおはよう」「みーちゃん可愛いね」などと話しかけてあげるのです。
2.嬉しいことと結び付ける
ある程度みーちゃんという言葉が定着してきたら、次に嬉しいことと名前を結び付けてあげましょう。
名前を呼びながらご飯を食べさせても良いですし、撫でてあげても良いでしょう。
とにかく「名前が呼ばれたら、良いことがある」という感覚を身につけてもらうことが大切です。
3.音を意識する
猫に対して単語を発信する際は、音(イントネーション)を意識してください。
先ほど説明したように、猫は言葉を「音」として理解しています。
そのため、常に音を統一する必要があるのです。気分によって語尾が上がったり、全体的に上ずった印象を与えると混乱してしまいます。
4.覚えやすい名前を意識する
上記の例では、我が家の猫のあだ名みーちゃんで説明してきましたが、猫にはいくつか覚えやすい名前の法則があります。
- 音節が短い
- モモやココのように連続した音
- 適度に濁音を含んでいることなど
猫を名前で叱るのは絶対にNG!
愛猫を名前で叱ることは控えてください。せっかく良いイメージを持ってもらえた単語が、恐怖の対象になってしまうからです。
猫は記憶力が優れているので、名前で叱られてしまうと、それ以降は名前を呼ばれる度にビクビクしてしまいます。
猫を叱るときは「ダメ」や「痛い」などの短い言葉で注意しましょう。たとえ音節が短くても「バカ」はやめてください。
猫もけなされれば傷つきます。雰囲気で印象の悪い言葉だと察しがつくからです。
まとめ
猫は単語を音として捉えることで、自身の名前も認識することができます。もちろん「ご飯」や「ちゅーる」などの単語も覚えることが可能です。
これから猫を迎える方は、覚えやすそうな名前を考えてあげてください。
覚えるまでにかかる時間は個体差がありますが、根気強く教えることで理解できる日がやってきます。
ちなみに、あだ名の場合は、日頃からあだ名で呼ぶことでそちらが定着します。
本名を意識したいのであれば、限りなく本名に近いあだ名をつけると良いでしょう。
最後に、名前を呼ばれた時の反応について紹介いたします。
猫は気まぐれなので、必ず「ニャー」という返答が返って来るわけではありません。
そういうときは、耳やしっぽの動きを見てください。小さくても動きがあれば、それが返事になります。
名前は飼い主さんから愛猫への最初の贈り物です。楽しいことと結び付けることで、幸せな気分になるでしょう。