1.換毛期
季節が切り替わる時期には、猫の換毛期が始まります。夏毛から冬毛へ、もしくは冬毛から夏毛へ、生え変わるのです。その際に大量の抜け毛が発生します。
換毛期になるといつも、部屋の中に猫の毛が舞っている光景を目にするでしょう。そのときにシャンプーをすると抜け毛が流れ落ちでスッキリします。愛猫の抜け毛が多くなってきたと思ったら、行うとよいでしょう。
換毛期はだいたい年に2回ですから、頻度は年に2回となります。どうしてもシャンプー嫌いな猫の場合は、マメにブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげるとよいでしょう。それにより、部屋に舞う毛は少なくなるはずです。
2.汚れがひどいとき
野良猫を保護したときや長毛種などは汚れが目立つことがあります。保護した猫は土やゴミ、よだれなどで汚れているため、体力があるならシャンプーしてあげるとよいでしょう。
長毛種は排泄時に汚れがつきやすいです。全身を洗わなくても、汚れた部分だけを洗ってあげても。シャンプーがストレスになる猫の場合は、水を使わないドライシャンプーでもOKでしょう。
3.長毛種は月1回程度
長毛種はブラッシングが必須です。加えて月1回程度シャンプーをしてあげると、被毛の清潔を保てます。
猫は自分で毛づくろいをしてキレイに保ちますが、その際に抜け毛を飲み込んでいます。長毛種は毛が長く、飲み込んだ毛が体内で毛玉になりやすい傾向があるのです。
そのため、月1回のシャンプーで抜け毛を洗い流し、飲み込む毛の量を減らしてあげるとよいでしょう。
4.皮膚の状態が悪いとき
皮膚病やフケなどで状態が悪いときにシャンプーした方がよい場合があります。その際はかかりつけ医に相談するとよいでしょう。愛猫の皮膚に異常があり、診断結果によっては獣医師からシャンプーの指示があるかもしれません。
必ず猫用のシャンプーを使うようにしてください。人用を使ってしまうと、思わぬトラブルが発生する場合があります。またなるべく猫の敏感なお肌に刺激を与えないよう、オーガニックや無添加の低刺激なシャンプーもオススメです。香りの強いものもやめましょう。
5.毛づくろいができないとき
老猫になると、毛づくろいの頻度が減る場合があります。病気などでできなくなることもあるでしょう。そんなときはシャンプーをして被毛を清潔に保つ必要が出てきます。
ただ嫌がる場合や体力が低下していると、体調不良の原因となってしまう場合があるのです。心配な場合は獣医師に相談してください。ムリに行うと風邪をひいてしまったり、ストレスになってしまったりすることがあります。
まとめ
シャンプー好きな猫なら問題はありませんが、嫌いな場合は一苦労することもあるでしょう。どうしても必要なときに行うようにしてください。できればシャンプーの気持ちよさに目覚めてくれるとよいですね!