猫が『体に異常を感じている』時にする寝方5つ

猫が『体に異常を感じている』時にする寝方5つ

いつもと愛猫の寝方が違う、と感じた場合、もしかしたら猫も体に異常を感じているかもしれません。一体どんな寝方をしていたら、注意した方がよいのでしょうか?ぜひチェックしてみてください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.ずっと同じ場所で寝ている

寝ている猫

子育て中の猫以外は、一日中同じ場所で寝ることは少ないでしょう。お気に入りの場所はあるものの、気温や日当たりなどの関係で時間によって場所を移動しています。そんな猫が一日中同じところで寝ていたら、具合が悪い可能性が。

ただ猫によっては雨の日になると暗い場所に隠れて出てこない、という場合があります。ですが健康であればご飯の時間にはひょっこりと姿を表すはずですので、それすらない場合は注意しましょう。

具合が悪いと誰にも見つからないような薄暗い場所に隠れてじっと回復を待つため、その理由があり同じ場所で寝ている可能性があります。

2.お腹を隠すように寝ている

お腹を隠して寝る猫

寒いときや警戒心の強い猫ではよく見られる寝方ですが、具合が悪くて警戒を強めているときにも、お腹を隠すようにして寝る場合があります。急所を守ろうとしているのでしょう。判断がつきづらいので、他に愛猫におかしな様子はないかをよく観察しましょう。

食欲や排泄、態度などで見分けがつく場合があります。たとえば食べる量がいつもより少ない、または異常に多い、排泄の様子がいつもと違う、触ろうとすると怒るなどはないでしょうか?

いつもと愛猫の様子が違う場合は具合が悪いのかもしれませんので、早めに動物病院を受診しましょう。

3.いつもとは違う場所で寝ている

窓際で寝る猫

愛猫を観察していると、お気に入りの寝場所をいくつか持っていることがわかります。ですが体に異常を感じている場合、そことは違う場所で寝ているかもしれません。

本能的に敵に見つからない場所を探し、そこで体を休めるのです。飼い主さんの手が届かないところにいるかもしれません。ものすごい高い場所や普段は入りこまないような狭いスキマにじっとしている可能性があります。

もし愛猫の姿を見失ったら、頑張って探してみてください。お気に入りのおやつでつれば、姿を表してくれるかもしれません。日頃から猫が迷宮入りしてしまう場所を作らないこともたいせつです。

4.安眠できない

起きる猫

体の具合が悪いため、安眠ができないこともあるでしょう。猫の睡眠のほとんどは浅い眠りではありますが、そのうちの数パーセントは熟睡タイムです。でもそれすらできていない場合は、体の異常を感じているのかもしれません。

痛みが強すぎて眠れない、違和感で熟睡できないなど辛い状況に陥っている可能性があります。寝ているはずなのにやたらと気が立っている場合は注意してあげてください。おそらく安眠できない以外にも何かしらの症状や変化が出ているはずですので、見逃さないようにしてあげましょう。

そして飼い主さんが違和感を抱いたら、早めに動物病院で診察を受けさせてあげてください。

5.呼吸が早い

ぐったりな猫

猫の体に異常があると、呼吸が早くなる場合があります。愛猫のお腹をチェックしてみてください。上下に動く回数が、いつもより早くないでしょうか?健康なときの呼吸数を数えておくと、いざというとき役に立ちます。

呼吸が苦しそうな場合もあると思いますので、早めに気がついてあげてください。呼吸リズムが一定でないこともあります。

まとめ

ベッドで寝る猫

猫は具合が悪いのを隠す生き物なので、わかりにくいかもしれません。いつも通りひょうひょうと暮らしているため、飼い主さんが気がついたときには遅かった、という悲しいケースがあります。

でもどこかにいつもと違うところがあるはずです。それにいち早く気がつけるかどうかがポイントでしょう。寝方ですら異常を見つけるサインになります。

しっかりチェックしていきましょう!

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