猫は『お化けが見える』と言われる5つのワケ

猫は『お化けが見える』と言われる5つのワケ

巷では、「猫にはお化けが見えている」と言われることがあります。それはなぜなのでしょうか?このような話をすると「ウチの愛猫、しょっちゅう何かを見ているかも…」と思い当たる飼い主さんは少なくないのでは?ちょっと怖いその謎を、読み解いていきましょう。

1.何もないところを見つめるから

どこかを見つめる猫

よく猫は、何もない空間を見つめることがあります。その様子が「お化けを見ているの?」と思われるのです。飼い主さんが見ると特にこれといったものがない場所を、じ〜っと見つめる愛猫。

確かに気になります。一体ウチの猫は何を見ているのだろうと。飼い主さんには見えていない何かが見えてしまっているのではないか、と考えてもムリはありません。

2.暗い場所でも見えているから

暗い場所にいる猫

ご存知のように、猫は暗い場所でも目が見えます。目の中に反射板のような役割を持つ「タペタム」を持っているからです。それによってわずかな光を増幅させるため、暗闇でも見えるようになっています。

目が光るのが、猫自身が「お化けの仲間かも?」と思われる要因かもしれません。そっち側の生き物かと思われてしまうのです。ということはつまり、仲間であるお化けが見える、と。

猫はかわいい生き物ではありますが一方で暗闇で目が光ったり、明るい場所では瞳が細くなったりちょっと怖いと感じる部分もあります。音もなく忍びよってくるところも、なんとなくお化けっぽいです。

そんなおどろおどろしさが「お化けが見える」と言われる所以なのかもしれません。

3.見えない何かを追いかけているから

追いかける猫

人から見ると何もないのに、何かをおいかけている…。そんな姿が「お化けを見ている?」と思われてしまうのでしょう。実際には人には見えづらいホコリや光などと遊んでいるようです。

人が感知できる光や音の周波数は、動物の世界からするとものすごく範囲が狭いといわれています。猫は視力こそさほどよくはないものの、聴力や嗅覚が優れているのです。そのため、人には感知できない何かを感じ取っている可能性は十分あります。

そんな人が感じられる範囲以上のものを感じているからこそ「お化けが見えているかも」と思われるのではないでしょうか?私たち人間が感知できているのは、動物が感知できる範囲からするとかなり狭い、と思っておくとこの謎が解けるでしょう。

4.死を予測するから

帽子を被った猫

有名なのでご存知の方は多いと思いますが、アメリカのある老人ホームにはセラピー目的でオスカーという猫が飼われています。この猫は2007年より人の死を予知するようになったそうです。

セラピー猫ではあるものの、あまり人との接触は好まないオスカー。ですが時折自ら入居者のそばに行き、スキンシップをすることがあります。そう、それこそがオスカーの予知なのです。

オスカーが近よった入居者は、数時間後に亡くなるといいます。そのためこの老人ホームでは、オスカーが入居者のそばにいる場合家族に死期が迫った可能性があると連絡するルールを設けるようになったそうです。

なぜオスカーが人の死を予知できるのかはわかっていませんが、細胞が死ぬときに発する「ケトン体」という物質を嗅ぎ取っているのではないか、といわれています。

猫は時折このような不思議な行動を示すことから、お化けなどの超科学的なことも見えているのではないか、と思われるのではないでしょうか。

5.突然威嚇するから

威嚇する猫

リラックスしていた猫が突然何もないところに向かって威嚇したら、誰だってビックリしてしまうと思います。なぜ愛猫がそのような行動を取ったのか、戸惑ってしまうでしょう。

「何もないところに威嚇した!もしかして、お化け?」と思ってもしかたがありません。猫は霊感が強いという噂もありますし、余計にその疑念は強くなっていくでしょう。

人にもお化けが見える人がいるのだから、猫にいても不思議ではありません。ただその他の可能性としては、何かの音や匂いに対して威嚇していると考えられます。

猫の聴覚や嗅覚は人よりもはるかに優れているため、飼い主さんには感じ取れない音や匂いを察知して、威嚇という行動に出たのかもしれません。

まとめ

お化けの猫

元々謎が多い猫です。その上で不可解な行動をとられたら、ちょっとした恐怖を感じてもムリはないでしょう。真相は分かりませんが、聴覚や嗅覚で人には感じられない何かを感じている可能性が高いと思われます。でも、本当にお化けを見ている可能性も、現段階では否定できないでしょう。

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