1.お腹
猫が無防備にお腹を出していると、思わず触りたくなりますよね。
触った途端、ガブっと噛みつかれたなんてことがあるかもしれません。
猫にとってお腹は急所。猫のお腹には骨がなく、皮膚のすぐ下に臓器があります。
外敵にお腹を狙われたら、命に関わる致命傷を負う危険があるのです。そのため、お腹は絶対に守らなければならない場所。
もし、お腹を出して寝ていたら、それは安心している証拠と言えます。
そんな猫に対して、お腹を触ろうものなら、怒られるのも無理はありませんよね。
2.シッポ
猫のシッポは、長さや太さ、模様などが猫によって異なり、個性が出る部位です。
よく観察してみると、上下左右に強弱をつけたり、膨らませたり、自由自在に動かしていますよね。
これは、シッポを支える「尾椎」と呼ばれる18~23個の骨と、その周りを囲む12個の筋肉の働きによるものです。
この骨や筋肉を動かしているのが「尾骨神経」という神経です。
尾骨神経は、他の大切な神経とも繋がっており、とても敏感。
猫が触られて不快に思うのは当然かもしれません。
シッポを強く引っ張ると神経を損傷させてしまうこともあるので、絶対に止めましょうね。
3.後ろ足
猫が触られると不快に感じる部位に、「後ろ足」も挙げられます。
猫と言えば、自分の体よりも遥か高い所まで飛ぶことができる「ジャンプ力」ですよね。
猫の後ろ足には、「速筋」と呼ばれる瞬発力を発揮する筋肉が多く存在します。
猫が獲物を捕まえたり、逃げるために後ろ足は大切な役割を果たしているのです。
そんな後ろ足を守るため、飼い主さんであっても、触られると「止めてよ!」という気持ちになるのでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?
可愛さ故に、つい全身を触りたくなりますが、猫にも触られたくない部位があります。
シッポをバタバタと動かしたり、耳を横に倒す仕草が見られたら、猫が不快に感じているサインです。
猫にストレスを与えることになりますので、すぐに止めましょうね。