猫の世界では見つめるのは敵意
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じっと目を見られるって、何だか嬉しいような恥ずかしいような気がしますよね。でもこれ、猫の世界では、そんなに良いことではないんです。
なぜなら、相手を見つめるのは、敵意がある時だからです。向かい合ってお互いの目を見ている猫は、仲が良いのではなく、今にも喧嘩に発展しそうな状態だと言えます。
しかし、相手が信頼する飼い主の場合は、別の意味で見つめているようですよ。
1.要求している
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猫が飼い主の目をじーっと見てくるのは、言いたいことがあるから。つまり、要求があるんです。
最も多いのがお腹がすいた時ではないでしょうか。「早くごはんをちょうだい」と催促しているのですね。
他にも「早く寝よう」「遊んで」などの要求があることが考えられます。視線でアピールすると同時に、鳴きながら要求してくることもあります。
朝、飼い主がまだ寝ている時に顔を覗き込んでくることがありますが、それも早く起きて欲しいから見つめてくるのだと考えられます。そんな風に見つめられたら、いつまでも寝ていられませんね。
2.不満がある
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不満を視線で訴えてくることもあります。猫はトイレが汚れているのを嫌がりますが、そんなトイレの不満なども見つめることで伝えているのです。トイレの前で、飼い主の目をじっと見つめていることもあります。
ドアのそばで見つめてきたら、ドアが閉まっていることが不満なのかもしれません。
多頭飼いで他の猫をかわいがっている時に見つめられたら、それは嫉妬していることが考えられます。
他にも、遊び足りない、おやつをもらえていない、暑い・寒いなどなど。
猫の不満も色々あるようです。ストレスを抱えてしまわないうちに、早く気づいて対処してあげたいですね。
3.大好きな気持ち
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猫にじーっと目を見つめられたら、それは愛情表現かもしれません。「大好き」という想いをこめて、熱い視線を送っているのです。嬉しいですね。
だからといって、見つめ返すと、視線をそらすことがありますが、それは敵意がないしるし。
猫同士では、見つめ合うのは敵意があるということになってしまうので、飼い主に視線を向けられたら、目をそらすことがあるのです。
また、猫が見つめながら目を細めたり、瞬きしたら、それも愛情表現です。その仕草に気づいたら、お返しに、ゆっくり瞬きしてみて下さい。飼い主の愛情も猫に伝わるはずです。
まとめ
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今日のねこちゃんより:もも♀ / 1歳 / 三毛猫 / 4kg
猫が相手の目を見るのは警戒している時や威嚇している時です。
しかし、信頼している飼い主の目を見つめる時は、別の意味になります。それは、飼い猫特有の行動なのだそうです。
人間と暮らすようになって、視線でアピールすることを身につけたのでしょう。目で訴えてくる猫の気持ちに、応えてあげたいですね。