1.匂いを嗅ぐ
猫の嗅覚は人間の数万~数十万倍と言われるほど、はるかに優れています。
その優れた嗅覚を使い、猫同士で匂いを嗅ぎ合って情報交換をしています。
それと同じように、人と初めて会ったときも匂いを嗅ぎ、情報を得ようとしているのです。
2.威嚇する
猫はとても警戒心が強い動物です。
野生時代、いつ敵に襲われるかわからない緊迫した状態にあり、生き抜くためには警戒心を持つ必要があったのです。
初めて会った相手に対しては、警戒するだけではなく、恐怖心から威嚇をすることがあります。
「シャー」と声を上げるのは、強い恐怖を感じたとき、自分の身を守るための攻撃行動と言えます。
3.隠れる
来客があると隠れてしまうという猫も多いかもしれません。
これは警戒心と恐怖心によるもので、自分を攻撃するのではないかと感じているのです。
猫は野性時代、狭くて暗い穴の中に身を潜め狩りをしていました。
そこは敵に見つかることがなく、安全に過ごせる場所だからです。
その名残りから、猫は家具の下やクローゼットの中など狭くて暗い場所が安心できるのです。
度重なる来客は猫にとって大きなストレスになります。
猫が安心して過ごせるよう、隠れられるスペースを確保してあげましょう。
4.シッポを膨らませる
猫は威嚇するとき、自分の体を大きく見せるために全身の毛を逆立て、シッポを膨らませます。
初対面の人と会ったとき、攻撃されないよう、自分の身を守るための本能的な行動であると言えます。
5.スリスリする
上記の4つとは対照的な仕草と言えるでしょう。
猫によっては、人に対してあまり警戒心を抱かないこともあります。初対面でも膝の上に乗ったり、甘えてくる猫もいますよね。
人とたくさん触れ合ってきた猫は、撫でてもらえたり、ご飯をもらえたりと、人が良いことをしてくれると認識しているのです。
猫がスリスリするのは、甘えたり、おねだりをしているだけではなく、自分の匂いをつけて安心したいという気持ちも込められています。
まとめ
いかがでしたか?
猫も人間同様、性格も様々です。
猫に会ったら、触りたい、抱っこしたいと思うかもしれませんが、ほとんどの猫は警戒心が強いと知っておきましょう。
無理強いをすると逆効果です。猫に「攻撃してこない安全な相手」と認識してもらうことが大切です。
猫から寄って来てもらえるまで辛抱強く待ちましょうね。