1.夜中に鳴く

猫が鳴きながらお願いをしに来る…おやつが欲しい、遊んで欲しいなどの要求があるからです。その際に、いつでも猫の要求に応えてしまうと、後で困ったことに。
鳴けば要求が叶えられると学習してしまった猫は、飼い主が寝ている時間だろうと構わず鳴いて要求します。
それでも叶えられないと声が大きくなったり、攻撃的な態度に出たり。夜中、寝ている時間にそうされたら、とても眠れませんよね。
深夜のお願いは無視するなど、ダメな時もあるのだということを猫に覚えてもらいましょう。
2.留守番ができない

飼い主がいつも猫とべったり。片時も離れたくない…特に子猫は、かわいさと心配もあってつきっきりになってしまいがち。
もちろん、急に体調が悪くなることもある子猫の健康チェックは欠かせませんが、少しずつ自立させることも大切です。
猫は単独行動の動物なので、本来ひとりで過ごすことは苦にならず、長期間でなければ留守番もできます。
それが、子猫の頃からあまりに飼い主と一緒にいる時間が長いと飼い主に依存するようになります。
そのため、ひとりで留守番ができず、急に飼い主がいなくなると不安から粗相をしたり、物を壊したり、問題行動を起こすようになるのです。
猫を甘えさせてあげることは大切ですが、ひとりで過ごせる時間や場所も作ってあげましょう。
ある程度大きくなったら、留守番にも少しずつ慣らしておくといいですね。
3.肥満になる

ついついやってしまいがちなのが、おやつの与え過ぎ。おいしそうに食べる姿が見たくて、おやつをあげたくなるんですよね。
でも、おやつは、必ずしも与えなければならないものではありません。総合栄養食を食べている猫であれば、1日に必要な栄養素は摂取できているのです。おやつの食べ過ぎがカロリーオーバーになり、肥満を招きます。
いつでもおやつがもらえると覚えてしまうと、猫の方も要求が激しくなったり、おやつの方がおいしいのでごはんを食べなくなってしまいます。おやつは、特別な時のご褒美程度にするのがおすすめです。
また、猫が欲しがるからと人間の食べ物を分けてあげるのもやめましょう。
人間の食べ物は、猫には塩分や糖分が多過ぎたり、害になる物もあるからです。特にチョコレートやネギ類は中毒を起こし、命にかかわることもあります。
4.伸びた爪で怪我をする

室内で過ごしている猫は、必要以上に爪が伸びてしまうことがあります。
猫の爪が伸び過ぎていると、家具や壁を傷つけたり、カーテンなどに爪が引っかかって猫が動けなくなることもあります。
伸び過ぎた爪が巻き爪になることもあります。遊んでいるうちに爪を立てて、飼い主が怪我をしてしまうかもしれません。
爪切りがあまり得意ではない猫は多いです。でも、猫の嫌がることをしたくないから、と甘やかして放置すると、困ったことになってしまいます。
爪切り以外にも、ブラッシングや耳の掃除、歯磨きなど、猫に必要なケアはあります。
もちろん、あまりに嫌がる時は無理をする必要はありませんが、できれば猫には少し我慢してもらって、ケアはきちんと行いましょう。できたらご褒美をあげると良いと思います。
ケアをすることでスキンシップにもなりますし、体に異常があれば早く発見することができます。
子猫をお迎えした場合、ケアは子猫のうちから慣らしておくことをおすすめします。
反対にシャンプーをし過ぎるのはやめましょう。いくらきれいにしたいからといって、頻繁にシャンプーをしていると皮膚を傷めてしまいます。
まとめ
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甘えさせてあげたり、要求に応えてあげるのは、猫と飼い主の信頼関係を深めることになるので、決して悪いことではありません。
ただ、度が過ぎてしまうと、猫も飼い主も困ったことになってしまいます。
猫が自立して健康的に過ごせるようになるには、ある程度距離を置いたり、すべての要求に応えないということも必要なのです。
猫の言いなりになることだけが、愛情を伝える方法ではありません。
きちんとお世話をして、スキンシップやコミュニケーションが十分とれていれば、猫には飼い主の想いがしっかり伝わります。
猫との良い関係を築いていって下さいね。