猫を『室内飼い』しない場合に起こるリスク5つ

猫を『室内飼い』しない場合に起こるリスク5つ

ほとんどの飼い主さんが愛猫を完全室内飼いにされていると思いますが、今一度室内飼いをしない場合のリスクを見直しておくとよいかもしれません。室内飼いの安全さが、よくお分かりいただけるでしょう。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.感染症

マスクをした猫

猫を室内飼いしない場合、外で感染症にかかる可能性があります。ケンカをした際、感染猫との接触でうつされてしまうのです。

猫白血病や猫免疫不全ウイルスへの感染、通称猫エイズや猫伝染性腹膜炎(FIP)が代表的。

これらの感染症は治療法が確立されておらず、不治の病ともされています。

最近では少しずつではありますが、治療できるようになってきている病気もあるものの、まだ完全に「治ります!」とはいえない状況です。

そのため、万が一愛猫が外に出て感染してしまったら命に関わる場合があるのです。また同居猫がいると病気をうつしてしまう可能性も出てきます。かなりリスキーだとおわかりいただけるでしょう。

2.帰ってこないかも…

悲しみ

外に出た愛猫が毎回きちんと帰ってきてくれればよいですが、そうとは限りません。

3日も4日も帰ってこず、気がついたら1年経っていた、という場合もあるでしょう。外に出して必ず帰ってくる保証はないのです。

首輪やマイクロチップを入れていたとしても、確実ではありません。

途中で首輪が外れてしまう場合がありますし、マイクロチップもいくつか仕様があるので、愛猫のチップが読めない機械だったら意味がないのです。

帰ってこない理由はいくつか考えられます。そのまま誰かが野良猫だと思って連れて行ってしまったり、保健所に収容されてしまったり。

虫などを追いかけ夢中になっているうち、迷子になり帰り道がわからなくなってしまったのかもしれません。

そんなとき、愛猫はどれだけ心細い思いをするでしょうか。お腹が空いて季節によってはガタガタと震えるほどの寒さに耐えなければいけないかもしれません。

愛猫を外に出すということは、そのような辛い思いをさせる可能性があるということなのです。

3.事故にあう

交通事故

猫を外に出すと心配なのが、事故にあう可能性です。車にはねられ命を落とす猫は少なくありません。

いつか見かけた道端で、事故にあって亡くなっていた猫が今度は自分の愛猫になるかもしれないのです。

そんな辛い思いは誰だってしたくないのではないでしょうか?大切な愛猫の命を守るためにも、外に出すことはオススメできません。

4.繁殖してしまう

猫の家族

不妊手術をしていない猫に限りますが、外に出て繁殖してしまうかもしれません。

メス猫でしたら妊娠して帰ってくるでしょうし、オス猫であればどこかのメス猫を妊娠させてくるのです。

猫はただでさえ繁殖力の強い生き物。気をつけなければどんどん増えていくのです。猫を飼える飼い主さんの数には限界があります。

猫の凄まじい繁殖力で増えた子猫を、全て受け入れられるとは限らないのです。今も飼い主がいないために殺処分という悲しい道を歩まなければいけない猫がたくさんいます。

不妊手術をせずに外に出す、ということは、このような重大な問題をはらんでいるのです。

5.ご近所迷惑になる可能性

怒る隣人

愛猫がもしかしたら、ご近所さんのお庭で用を足してしまうかもしれません。そしてその様子を見たそのご近所さんの飼い猫が、侵入者にストレスを感じる可能性があります。

つまり、愛猫が外でご近所迷惑なことをしでかしてしまうかもしれないのです。当然そのご近所さんとは気まずくなってしまうでしょう。愛猫を外に出すと、このようなリスクもあると知っておかなければいけません。

まとめ

猫の家

筆者自身も愛猫を完全室内飼いにしていますが、やはりその方が安心できると感じています。以前何度かスキがあって脱走してしまったことがあるのですが、もう気が気ではありませんでした。

飼い主さんのためにも、完全室内飼いがよいと思われます。それでもどうしても外に出したい!という場合はご紹介したリスクをよく考えてみてから、決めてください。

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