猫が新聞紙を食べちゃった…『誤飲・誤食』をした時のチェック項目と対処法

猫が新聞紙を食べちゃった…『誤飲・誤食』をした時のチェック項目と対処法

飼い主さんが目を離したスキに愛猫が何かをガサゴソあさっていて、猫が食べてはいけないものを食べてしまった!こんなトラブルが起きる場合があります。口にしたものによっては猫の命をおびやかす可能性があるため、早めの対処が必要になるのです。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

嘔吐

具合の悪そうな猫

猫が誤飲・誤食をすると嘔吐する場合が多いです。状況により吐き方が異なります。胃に異物があるときは嘔吐する日としない日がある場合も。

吐いて異物が全て出てしまえばよいですが、そううまくいくとは限りません。異物が腸に移動して腸閉塞になった場合は、1日のうち何度も吐くことがあります。

水を飲んだだけで嘔吐するときもありますので、早めに動物病院へいきましょう。

放置しておくと腸管に詰まってしまい腸が壊死してしまうかもしれません。

また吐こうとしても吐けないこともあります。えずく仕草をするものの、何も出てこないのです。このときは食道や胃などで異物が詰まってしまっているのかもしれません。

食欲不振

ぐったり

食欲不振になってしまうこともあります。

異物が猫の体内で悪さをしているのかもしれません。すぐに動物病院を受診する必要があります。

異物が胃や腸を傷つけ、場合によっては命に関わる場合も。早めの対処が必要です。

ぐったりしている

寝ている猫

愛猫が誤飲・誤食をした後ぐったりしていたら、危険信号です。

飲み込んだ異物によっては中毒を起こしている可能性があります。ものによってはすぐに容体が悪化することもあるため、素早く対処をしてください。

異物を確認

診察中

動物病院を受診する前に、何を誤飲・誤食したかを確認する必要があります。

何をどのくらい飲み込んでしまったのか、チェックしておきましょう。診察時に伝えれば、診断の助けになります。

猫が誤飲・誤食しがちなのはヒモ状のものや針や画鋲、ボタン電池などの小さなものです。

タバコや飼い主さんの薬やサプリなども気をつけましょう。実物があれば持参してください。

ヒモ状のものが猫の口や肛門から出ている場合、つい引っ張りたくなりますが行わないようにしましょう。消化管の粘膜を傷つける可能性があり、とても危険な行為です。

愛猫が誤飲・誤食をしたと思っても、実はしていない場合もあります。その場合、通院や検査などで余計な負担をかけてしまうため、必ず本当に誤飲・誤食をしたかを再確認してください。

かかりつけ医に連絡

獣医師

猫が誤飲・誤食してしまったときは早急な対処が必要になる場合があります。

特にタバコは中毒症状が出るのが早いため、もし飲み込んでしまったときにはすぐにかかりつけ医に連絡をし、指示をあおぎましょう。

まとめ

薬と猫

猫は好奇心旺盛な生き物のため、興味本意で口の中に入れてしまう場合があるでしょう。特に若い場合は注意してください。

誤飲・誤食しそうなものは猫の手が届く場所に出しておかないのが鉄則です。

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