1.「ウー」と唸る
「ミャー」といつもの可愛い声とは打って変わり、「ウー」と低い声で鳴くことがあります。
この唸り声には、「嫌だ。来ないで!」という気持ちが隠されています。
しつこく構ったり、無理強いをすると、猫は「ウー」と唸り声を上げるのです。
2.シッポをバタバタする
猫のシッポは「尾椎」と呼ばれる短い骨が連なり、その周りは筋肉で覆われています。
シッポの先まで神経が通っているため、先っぽだけ動かしたり、前後左右にくねらせたり、自由自在に動かすことができるのです。
そして猫のシッポは、「感情を表す」役割を果たしています。
ピンと立てているときは、「ご機嫌」を表していますが、バタバタと大きく動かしているときは「イライラ」のサインです。
「嫌だな」と不満を表しているのです。
3.「イカ耳」になる
猫が耳を倒し、ピンと張っている状態がイカに似ていることから、「イカ耳」なんて呼ばれています。
猫がイカ耳になっているときは、不機嫌なときでもあります。
「嫌だな」という気持ちが耳にも表れるようです。
4.隠れる
「うちの猫はすぐ隠れてしまう」という飼い主さんも多いかもしれません。
猫は野生時代、暗い穴の中に身を潜めて狩りをしていました。
外敵に襲われずに、自分の身を守れる暗くて狭い場所は安心出来ると本能的に感じているのです。
騒音や来客に驚いたり、ストレスを感じて隠れてしまうのは、自分の身を守るためであると言えます。
隠れて出てこないときは、猫が「嫌だな」と思う出来事があったのでしょう。
5.八つ当たりする
猫は嫌なことがあると、全く関係のない飼い主さんや同居猫に噛みついたり、引っ掻いたりと八つ当たりをすることがあります。
これを「転嫁行動」と呼び、八つ当たりをしてイライラした気持ちを鎮めているのです。
まとめ
いかがでしたか?
猫が「嫌だな」と思っているときには、その気持ちが仕草や行動に表れるようです。
人間同様、猫もストレスを抱えると病気になってしまいます。
言葉を話せない分、飼い主さんは愛猫の仕草や行動を日頃からよく観察してあげましょうね。