猫を危険にさらす5つのタブー
普段何気なくやっている習慣の中には、猫を危険にさらす恐れのあるものがあります。
こちらでは、猫を家族に迎えたら絶対にやめてほしい5つのタブーを紹介いたします。
1.窓を開けっぱなしにする
気候が穏やかな時期は、窓を開けていると心地よい風が入ってきますよね。換気にもなりますし、習慣化している方も多いのではないでしょうか?
窓を開ける行為自体は良いのですが、猫がいる場合は注意が必要です。
特に網戸が脆くなっている窓を開けっぱなしにすることは控えましょう。
気になるものを発見すると、突進して網戸を突き破る恐れがあります。
2.何でも出しっぱなし
ついつい、何でも出しっぱなしにする癖はありませんか?これは大変危険です。
猫には狩猟本能があるので、興味をひくものは獲物に見立てられてしまいます。誤飲しそうなものや、感電しそうなものは必ず片付けましょう。
仮に猫のおもちゃであっても油断は禁物です。紐状のものを飲んでしまうと、腸管に吸収されて死に至ることがあります。
「不要なものは片付ける」ことを徹底してください!
3.猫の前でタバコを吸う
タバコには「副流煙」のリスクがあります。この弊害は猫も例外ではありません。
猫にとってタバコは、悪性リンパ腫のリスクを上げてしまう要因になります。
可能であれば禁煙を、困難な場合はせめて猫の生活拠点では吸わないようにしてください。
4.お香やアロマを炊く
猫は嗅覚が優れているので、強い香りを嫌います。さらに、アロマの原液であるエッセンシャルオイルは命を奪うほど危険なものになります。これは犬用であっても同様です。
猫は肉食動物なので、肝臓でアロマの成分を分解することができません。残念ですが、猫と暮らす場合は使用を控えたほうが良いでしょう。
ちなみに、お線香を使用する程度であれば大丈夫です。くれぐれも、猫が食べてしまうことだけは阻止してください。
5.人間の食べ物を放置する
猫は肉食動物と紹介しましたが、中には食材なら何でも気になってしまう猫がいます。人間の食べ物の中には、猫の命を脅かすものがあるので気をつけましょう。
次の食材は危険度の高いものです。
- ねぎ玉ねぎニラニンニクなどの野菜
- 唐辛子やコショウなどの香辛料
- ぶどういちじくパパイヤなどの果物
- チョコレートアルコールなどの嗜好品
これらの食べ物は放置せず、猫の手が届かない場合で保管してください。
イタズラにはどう対処すればいい?
「〇〇しっぱなし」の生活を改めても、イタズラでヒヤヒヤすることがあるでしょう。
何か良い対処法はあるのでしょうか?
「ダメ」とはっきり言う
愛猫が危険なことをしたら「ダメ」と注意してください。根気強く教えることで、単語を「音」として覚えることができます。
ポイントは、必ず現行犯であることです。それ以外でのタイミングでは、叱られている理由すら分からなくなってしまいます。
適度に構ってあげる
1日の中で構ってあげる時間を決めておきましょう。
例えば「就寝前の5分だけ遊んであげる」など、シンプルなことで大丈夫です。
飼い主さんが必ず構ってくれる安心感から、望まないイタズラの頻度を減らすことができます。
遊んでいいもの・遊べる場所を作る
猫は好奇心旺盛なので、何でもおもちゃにしてしまいます。
そこで、遊んでいいものを限定しておくと良いでしょう。ただし、誤飲防止のために、遊び終えたら片付けるようにしてください。
また、自由に過ごせる場所があることも大切です。キャットタワーやタンスの上など、愛猫専用のエリアを作ってあげてください。
爪とぎも同様です。好き勝手にして良い空間があることで、敢えて叱られるようなことはしなくなるでしょう。
まとめ
猫を家族に迎えたら気をつけたい、5つのタブーを紹介させていただきました。
基本的に、猫と一緒に暮らしている以上、室内に何かをそのまま放置することは愛猫にとって非常に危険だと思ってください。
猫が高い場所に登る行為や、爪とぎに関しては猫の習性なのでやめさせることは不可能です。叱るのではなく、思う存分できるように環境を整えてあげましょう。
猫は永遠の幼児のような存在です。危険なものは取り出せない場所で保管し、活発になる時間帯はさり気なく見守ってあげてください。