猫の「分離不安症」とは?

人と離れることで気持ちが不安定になり、猫が問題行動を起こすことを「分離不安症」といいます。
群れを好まない猫は、自立心が高く分離不安に関しては問題は無いと言われてきました。
しかし、1日を自由に使っていた猫たちは完全に室内で暮らすようになったために、人間との関わり方に変化が起こり、猫にも分離不安が見られるようになってきたようです。
分離不安を抱えた猫の行動は?

分離不安になった猫には、問題行動が多く見られます。
ずっと鳴いたまま人の側を離れようとせず、出かけようとすれば邪魔をしてきます。
帰宅してみると、破壊行動、トイレではないところへの粗相、壁や家具へのマーキングが見られる事もあるでしょう。
グルーミングを過剰にしすぎて脱毛してしまう猫もいます。食欲不振、下痢や嘔吐なども見られます。
1.要因:猫へのお世話が完璧である

常に人間がお世話をしてくれることに馴れてしまうと、少し離れるだけでも不安になってしまう可能性があります。
猫も構ってくれる人や、自分に興味のある人をちゃんと分かっています。
常に誰かが一緒にいてくれる状況が当たり前になってしまうと、一匹で留守番ができなくなってしまいます。
2.要因:精神的に不安定な場合

環境が変化したり、環境に不安があると分離不安症になってしまう事も多いです。
人間が引っ越しをしてしまった場合、猫にはどうしようもありません。家をテリトリーと思っている猫にとって、馴染めない環境での留守番は厳しいでしょう。
また、単に一匹で留守番中に嫌なことがあった場合でも不安を抱えてしまう危険性があります。
高齢や病気でも不安を抱えたり、不安定さが増加する傾向があります。
病院へ相談

猫の様子で自己判断を行うより、まずは病院で診察を受けましょう。
体調が悪いせいで分離不安の症状が出ている場合は、診察を受けて根本的な治療を行うことが大切です。
ただし、病院へ行くためには、猫のちょっとした変化に早めに気づくことが大切です。これは、一緒に暮らしている私たちにしか出来ません。
安心できる環境づくり

猫が留守番時に安心できるように、落ち着ける場所を確保しましょう。
自分のテリトリーが確保できると、ストレスを溜めず猫らしく生活をすることができます。
猫のテリトリーにはチェックできる高さ、暗くて狭く隠れられる場所、暖かいベッド、涼しく感じる場所などが必要です。
猫は常に部屋のあちらこちらを移動して、体調を管理しています。
また、いつでも水が飲めるように、猫の動線に飲み水を配置する事も大切です。
まとめ

猫が『分離不安症』になる2つの要因と対処法についてお伝えいたしました。
猫と人間の間柄は、それぞれのペアで全く違います。お互いが持っている性格やスタイルに合うように生活が作られていくでしょう。
猫も人間も無理をしないで日々を過ごし、分離不安症などの病気にならないようにしていきたいですね。