『2頭目の猫』を飼いたい…決める前に知っておくべき注意ポイント3つ

『2頭目の猫』を飼いたい…決める前に知っておくべき注意ポイント3つ

そろそろ2頭目の猫迎えたい。そう思ったら、いくつか注意してほしいポイントがあります。今回は多頭飼育で後悔しないコツをお伝えします!

新入り猫を迎える前に確認してほしいこと

猫を迎え入れる家族

最初の子との生活に慣れてくると、新入りさんを迎えたくなりますよね。

でも、実際にお迎えする前に3つほど確認してほしいことがあります。

1.先住猫の性格はどうですか?

先住猫は、多頭飼育に馴染めそうな性格でしょうか?中には負担になり、心身のバランスを崩してしまう猫がいます。

いくつか例をあげてみます。

  • 来客がいる間はずっと隠れている
  • 環境の変化が苦手
  • 神経質で警戒心が強い

これらの特徴に当てはまる場合は、どちらかというと単頭飼育のほうが気楽に生活することができます。

2.お互いに縄張りを確保できそうですか?

部屋があまりにも狭い場合は、常に同じ空間を共有しなければなりません。縄張り意識のある猫にとっては窮屈な生活になってしまいます。

理想は1部屋ずつ割り当てられることです。新入りを迎えた際も、最初の1週間程度は顔を合わせないほうが無難だからです。

それができない場合は、キャットタワーや家具の配置を工夫して上下で縄張りを分けるれるようにしてください。

3.経済的な余裕はありますか?

猫を2匹育てるということは、そこにかかる生活費が少なく見積っても倍になるということです。

病気をすれば治療費が発生し、療法食が必要な場合は食費が高くなります。

愛猫達の健康と、飼い主さん自身の健康が維持できるだけの余裕は必要不可欠です。

多頭飼育のメリット・デメリット

2匹の猫

多頭飼育には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

寂しがり屋さんには最適

猫にも甘えっ子や寂しがり屋さんがいます。このような性格の猫には友達が必要です。

一緒に過ごせる猫がいることで、留守番に強くなります。

猫が多い環境で育った

保護猫団体出身の猫の場合は、既に多頭飼育を経験している猫が多いでしょう。

幼い頃から猫に馴染みがあれば、穏やかに過ごせる可能性が高いのです。

猫も人も癒される

適度な距離を取りつつも、きょうだいのように育ってくれると嬉しいものです。相性が良ければ、猫同士も癒しの存在になります。

猫による個性の違いが垣間見え、とても癒されるでしょう。

経済的な負担が大きい

確認してほしいことの3番目でも紹介したように、やはり経済的な負担は大きくなります。

家計が苦しくてカリカリした雰囲気になってしまうと、猫も不安定になってしまいます。

猫は繊細なので、飼い主さんのストレスを敏感に受け取ってしまうのです。

猫同士の相性について

噛み付く猫

猫同士の相性の善し悪しは、性格だけではありません。

仲良くなれる可能性の高い組み合わせと、要注意な組み合わせについて紹介いたします。

子猫同士:◎
月齢が近い子猫同士は最高のペアです。順応性が高い時期なので、お互いに受け入れやすいのです。
メス同士:〇
穏やかな性格のメス同士も仲良くなりやすいでしょう。ただし、お互いに気が強い場合は微妙です。念の為、縄張りが確保できる環境を整えましょう。
オスとメス:〇
異性の組み合わせも上手く行きやすいでしょう。しかし繁殖を望まない場合は、避妊・去勢手術が必須です。
オス同士:×(条件次第では〇)
オスは縄張り意識が強いので、合わないことがあります。特に未去勢の場合は、縄張り争いに発展する恐れがあります。その代わり、どちらかが去勢手術を受けていればメス同士のように上手くいく可能性があります。
子猫と高齢猫:×
10歳以上の高齢猫がいる場合は、活発な子猫の行動がストレスにつながる恐れがあります。よって、あまり良いペアとはいえません。保護せざるを得なかったなどの事情で子猫が来た場合は、生活スペースを分けてあげましょう。

まとめ

仲良く眠る猫

多頭飼育は必ずしも先住猫の幸せに繋がるとは限りません。先住猫が辛い思いをする生活は、本末転倒です。

経済的なこと、先住猫の性格や組み合わせなど、慎重に見極めるようにしてください。

大丈夫そうだと判断した場合は、どちらの猫も幸せに暮らせるように、必ず平等に関わる姿勢を持ちましょう。

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