1.鳴く
「なおーん」と少し低い声で鳴いたり「ニャー!」とはっきりと鳴いたりしているときは、寂しい気持ちを表現していると言われています。
大きな声で長く鳴いて不満や不安、甘えたい気持ちをアピールして鳴くこともあります。
2.飼い主さんのそばから離れない
寂しくて飼い主さんに甘えたい、構ってほしいため、いつもよりスリスリが長い場合があります。飼い主さんに自分のにおいをつけて安心したいのかもしれません。
また、飼い主さんが移動すると猫もついてきて、そばから離れなくなることもあります。
3.いたずらをする、飼い主さんの邪魔をする
寂しさから飼い主さんに叱られるとわかっていることをわざとしてしまう猫もいます。
物を落とす、爪とぎをしてはいけない場所で爪とぎをするなど、いたずらをしてしまうことがあります。
また、飼い主さんがテレビを見ているとテレビの前に立ったり、新聞を読んでいると新聞紙の上に座ってしまったりする猫もいるんです。飼い主さんに自分に注目してほしいためにしているのでしょう。
4.問題行動や体調不良
トイレ以外の場所で排泄をする、過剰な毛づくろい、食欲がない、物を壊すなどの行動が見られる場合があります。
飼い主さんの姿が見えないことで気持ちが不安定になってしまい、行動や体調に影響してしまう猫もいるんです。
「分離不安症」という病気の可能性があります。動物病院に相談をしましょう。
愛情が伝わる寂しい猫のケア方法
猫とスキンシップをとる
猫と遊んだり、触れ合ったりする機会を毎日設けましょう。毎日時間を決めて猫と触れ合うことが大切です。
長時間構う必要はなく、1回15分程度でいいので猫が満足するように接してあげましょう。
いつも同じ環境にする
飼い主さんが外出しているときや、忙しくてすぐに構ってあげられないときでも、猫がいつも同じように過ごせるように環境を整えてあげましょう。
ごはんは自動給餌器を利用したりドライフードを置き餌にしたりする、水は複数箇所に用意する、猫トイレは猫の頭数+1個用意するなどして、飼い主さんがいなくても猫が困らないようにします。
猫のお気に入りの場所や寝床もいつも同じように安心して使えるようになるべく変えないようにしましょう。
猫との距離感を意識する
猫との接し方も大切です。猫にべったりしすぎたり、猫の要求をすべて聞いてあげたりしていると、飼い主さんがいないと猫の寂しさや不安が強く出てしまうことがあります。
分離不安症という病気にならないようにするためにも、猫との距離感を大切にしましょう。
猫と離れる時間を作ったり、猫の要求にすべて応えずに飼い主さんが主導権を持って接したりします。
まとめ
寂しさを感じた猫は、寂しさをアピールように鳴いたり、いつもより飼い主さんにくっついたりします。
いたずらをしたり、トイレ以外の場所で排泄をしたり、飼い主さんが困ってしまう行動をすることもあります。
猫と遊ぶ時間を設けて猫が満足するようにしたり、猫がいつも同じように生活できる環境を整えたりしてケアをしてあげましょう。
そうすることで猫が寂しくてしている行動を叱るよりも、飼い主さんの愛情が猫に伝わるかもしれません。