なぜ猫はボーっと宙を見ていることがあるの?
何かに集中したくて一点を見つめたり、考えごとをしていたらいつの間にか宙を見つめていた…といった経験はきっと誰しもがあると思います。
実はこのようにボーっと宙を見つめる行為は人間だけではなく、猫にもよく起こる現象なのです。しかし、その理由は人間とは異なるケースが多いということをご存じでしょうか。
今回は、猫ならではの「ボーっと宙を見つめる意外な理由」について紹介をしてまいります。
1.においや音に集中している
猫は人間の耳では聞き取りにくいような小さな音や、人間の鼻では感じ取れないようなささいな匂いを察知することができます。
猫の場合、視力は人間よりも劣る部分がありますが、逆に耳や鼻に関しては人間よりも優れているのです。
そして、小さな音やわずかなにおいをキャッチするのに集中したくて、ついボーっと宙を見つめていることがあります。
全く何もない場所を見ているような場合は、耳を澄ませていたり、鼻をフル回転させているのかもしれませんね。
2.人間には見えにくい小さな獲物を狙っている
人間から見たら何もない場所を見つめているように見えるかもしれませんが、実はすごく小さな虫を狙っていたり、影になっている部分に潜んでいる虫や小動物を狙っているために見つめているケースもよくあります。
先ほど「猫の視力は人間に劣る部分もある」と先述しましたが、視力に頼らなくてもにおいや音によって獲物の場所を突き止めることは容易にできますし、一瞬の隙を狙って獲物を捕まえることもできます。
お尻をフリフリと横に振っていたり、何か動いているものを見つめているような視線の動きをしている場合は、獲物に集中しているのかもしれません。
3.単にボーっと考えごとをしている場合もある
人間と同じように、単に考えごとをしていたり、頭が働かなくてボーっと見つめているケースもあります。
猫が起きたばっかりだったり、何もやることがなくて暇そうな時はこのケースの場合も考えられるでしょう。
考えごとの内容は猫にしか分かりませんが、人間と同じように「次は何をしようかな」「起きたばっかりだしまだ眠いなぁ~」といった何気ない考えごとをしているのかもしれませんね。
まとめ
今日のねこちゃんより:なつ&ゆず♀ / 5歳 / 雑種(ミックス) / 0kg
人間からしてみたらボーっと何もない場所を見つめているようにみえるかもしれませんが、実はボーっとしているのではなく、頭をフル回転させていたり、一生懸命何かを追いかけている可能性もあるようですね。
愛猫が宙をボーっと見つめている時は、なぜそのような行動をとっているのか観察してみるのもおすすめですよ!