1.猫が舐めないようにする
猫にとってアルコールの接種は体に害を及ぼすこともあります。そのためアルコール消毒液を猫が直接舐めてしまわないよう注意が必要になります。
アルコールを猫が多量に摂取することで中毒症状を引き起こしてしまう危険性もあるのだそうです。
アルコール成分が含まれているほうが除菌効果が高そうに見えますが、猫にとっては危険なこともあります。
飲むような量でなければ大きな影響はないですが、アルコールを使った場所はしっかり拭き取って、猫が近づく前に乾いた状態にしておきましょう。
2.狭い場所で使わない
猫のキャリーケースなどをアルコール成分の含まれた除菌シートなどで拭くという飼い主さんも多いかもしれません。
しかし、液を直接舐めなかったとしても揮発すると刺激が強く、体に影響を与えてしまうこともあります。
アルコールのニオイを嗅いだ猫によだれやふらつき、目の充血などの症状が見られることもあります。
キャリーケースは狭い空間ですので、揮発したアルコールが充満してしまって愛猫の体に異変か起きてしまう…という事故が起きやすいそうです。
猫が使う狭い場所へのアルコール消毒は控えるか、しっかりと乾かした後に使用した方が良いと言えるでしょう。
3.必ず乾いてから猫を触る
飼い主さんが手を消毒した場合は必ず「手が乾いてから」猫に触れるようにしてください。
飼い主さんがアルコール消毒液を使うこと自体は問題ありませんが、前述の通りそれを猫が舐めてしまわない、吸い込んでしまわないようにする必要があります。
猫が汚れてしまった場合にも人間用の除菌シートではなく猫用のものを使用するようにしましょう。
ただし猫用であればアルコール成分が含まれていても問題のないことが多いですが、中には皮膚がかぶれてしまうケースもあるようです。
基本的に愛猫のお手入れには人間用ではなく猫専用のシートを使用することが前提ですが、アルコールに対して敏感な体質の猫であればノンアルコールタイプのものを購入したほうがより安全性は高いと言えるでしょう。
まとめ
コロナ禍によってアルコール消毒液の需要は高まっていますが、人間にとっては必要なものでも猫にとって安全であるとは言えないのが現実です。
そのため猫を飼っているご家庭での消毒液の使用や保管には注意を払う必要があります。
「プロピレングリコール保湿剤」の入っている「舐めても安心」と表記されている商品もあるそうですが、猫にとってはこちらも有害ですので。きちんと確認してから購入するようにしてくださいね。
また飼い主さんの手やキャリーケースの消毒に使用した場合は乾いてすぐに猫に触れさせるのではなく、ニオイが取れるまで時間を置くほうが良いとも言われています。
消毒液を上手に利用することで愛猫と飼い主さん自身をウィルスから守って健康な生活を手に入れましょう!