猫がアピールしているときの仕草
猫は言葉で「こうして欲しい」と訴えることができません。だから、その代わりに行動で思いを伝えようとしています。
今回は、猫がアピールしているときの仕草を5つ紹介いたします。
1.鳴く
猫は、何かしてほしいことがあると鳴いて訴えます。
全ての欲求に応える必要はありませんが、返事くらいはしてあげましょう。
2.人の前をウロウロする
声を発することがなくても、視界に入る位置をうろつくことがあります。これも自己アピールのひとつです。
「ちょっと撫でてほしい」という小さな欲求でも、ウロウロしたりスリスリしてきます。
軽く撫でてあげるだけで気が済むことも多いので、優しく声をかけながら撫でてあげてください。
3.目の前でゴロンと転がる
人の視線を確認しながら、意図的に転がることがあるでしょう。これは「遊ぼうよ」のサインです。
忙しい時に限って転がることも多いですが、猫はほんの少し付き合うだけで気が済む動物です。1分でも良いので遊んであげてください。
尚、おもちゃで遊んだ後は必ず片付けてから外出しましょう。
4.目を見つめてくる
無言でじーっと見つめてくることがありますよね。これもアピールです。特に甘えっ子の猫は「撫でて」「遊んで」など、盛んに目を見つめてきます。
猫同士では喧嘩を売る行為とされていますが、人間に対してその意図はありません。
猫は賢い動物なので、人間はアイコンタクトを取っているということを知っているのです。
5.イタズラをする
イタズラは欲求不満のアピールです。飼い主さんにとっては困り行動かもしれませんが、叱るだけでは解決しないでしょう。
猫は素っ気ない態度をとりながらも、飼い主さんに目を向けてほしいと感じています。人間が思っている以上に人が好きなのです。
毎日数分程度で構わないので、構ってあげる時間を作ってあげてください。
猫が人に求めていること
猫は非常にわがままな動物です。飼い主さんに対しては、次のようなことを願っています。
- しつこく構わないでほしい
- でも無視はしないでほしい
- ルーティーンを壊さないでほしい
- 自分の気まぐれで構ってほしい時は付き合って
要は、自分がそっぽを向くのは良いけれど、飼い主さんが他の何か(スマホやPCなど)に夢中になるのは嫌。
自分の生活リズムは壊されたくないけれど、飼い主さんのルーティーンは関係ないということです。
わがまま放題という訳にはいきませんが、ある程度は意に添えるように検討しなければなりません。
イタズラという名の暴走を食い止めるには、毎日のスキンシップや遊びが欠かせないのです。
まとめ
今日のねこちゃんより:タルト♂ / ラグドール / 1kg
猫は謎めいていますが、行動の意味を知ると意思表示が上手な動物であることに気づかされます。しかも、アピールの手段がどこか人間の子どもを連想させるようなものが多いですよね。
それもそのはず!猫は人間のコミュニケーション方法を観察した結果、声を発したり目を見つめることを学習したのです。
真似るという行為は、知能が高い証です。猫は人間の2~3児程度の知能があるといわれています。永遠の3歳児との付き合いが、猫との日常です。
毎日一緒にいると、不思議とその欲求が理解できるようになります。全てに応えることが難しくても「ちゃんと聞いているよ!」という気持ちは伝え返してあげると安心して過ごすことができるでしょう。