外や薄暗い場所に行きたがる
愛猫を看取った飼い主さんの話によると、亡くなる直前に薄暗い場所や外に行きたがるケースが多いようです。
寒くないようにと暖かい環境を整えたにもかかわらず、なぜか玄関や物置の角に行くようになるとのこと。本能で敵から見つかりにくい静かな場所で、体力の回復をはかろうとしているのかもしれません。
また、歩くのがやっとなのになぜだか外に出たがり、実際に出てしまった猫もいるようです。その場合は帰ってこない可能性が高いので、飼い主さんとしてはかなり悲しい結末となってしまうでしょう。
どうも1匹になりたがる傾向があるようです。猫にもよりますが、どうしても愛猫がひっそりと最期を過ごしたいのであれば、その願いを叶えてあげた方がよいのかもしれません。
飼い主さんとしては、当然そばに居てあげたいと思うでしょうが…。
回復したように見せる
ぐったりしていた猫が急に、いつも通りに振る舞ってまるで回復したかのように見せる場合があります。普通にご飯を食べ飼い主さんにスリスリし、トイレにも行くなど…。
その様子を見た飼い主さんは喜びますが、それも束の間。亡くなってしまう場合があるのです。
もしかしたら心配する飼い主さんを喜ばせようと、最後の力を振り絞ってした行動なのかもしれません。
食欲低下
亡くなる前になると食欲が低下し、ご飯を食べなくなることは多いです。
食べられなくなっている、という理由もあるでしょうが、死の前は何も口にしない方が楽だという話も。そのため、強制給餌はよくないのでは?という意見があります。
その判断は飼い主さんに委ねられますが、かかりつけ医に相談してみてもよいでしょう。
鳴く
大きな声で鳴くこともあるようです。
体調の変化に不安を感じ、思わずそれが鳴き声に出るのだとか。認知症や痛みで、という可能性もありますが、もしかしたらお別れだと教えてくれているのかもしれません。
愛猫の容体はいつ変わるか分からないので可能な限りそばにいて、体調の変化を察知してあげましょう。
愛猫を看取った飼い主さんの話によると、死の直前だけでなく亡くなる少し前から大声で鳴くようになった、という場合もあるようです。なぜ鳴いているのか理由を探ってみましょう。
甘えてくる
死期が近づくと甘えん坊になるケースも多いようです。
猫自身も体調の変化に不安を感じているのでしょう。飼い主さんに甘えることで、安心しようとしているのかもしれません。
いつもは甘えない家族に対して甘えることもあるようです。もしかしたら、それは「お別れの挨拶」という意味が込められているのかもしれません。
まとめ
愛猫とのお別れは悲しいことですが、最後の時間をなるべく濃いものにしたいですね。死期を悟ったとき、飼い主さんご自身ができることは何なのか?考えていきたいですね。