1.かすれた声
鳴いているのにかすれた声しか出せない時は、猫風邪などの呼吸器疾患に罹患していたり、力が出ないほど弱っている可能性があります。
咳、くしゃみ、鼻水、目やになど伴って出ている場合は猫風邪を疑った方が良いでしょう。猫も苦しいですから、病院で診察を受けて対処してください。
猫同士の飛沫感染はもちろん、玄関で脱いだ靴に病原体が付着していて、その靴に触れた猫が感染するなど外から持ち込んでしまうこともあります。一年に一度の混合ワクチン接種で感染を予防するようにしましょう。
2.大きな声で鳴く
脳の病気やホルモン関係の病気が隠れているかもしれません。
脳に障害が起こると、大声で鳴いたり歩けないなど異常な行動が見られます。夜中に徘徊したり大声で鳴いたりする場合は「認知症」の可能性もあります。
「甲状腺機能亢進症」の場合はホルモンの動きが活発になり、食べても痩せたり毛艶が悪くなったり、攻撃的になって大声で鳴いたり等、性格が変わってしまったように感じられるほどです。
おかしいなと思える時点で病院を受診してください。鳴いている様子を動画で撮影しておくと、先生へ症状を伝えやすいです。
3.見るからに苦しそう
苦しそうに鳴いたり、痛そうにしている時は何か身体に不調があるサインです。
猫は基本的に弱みを見せないので、痛い様子を表には出しません。一緒に暮らす人間だからわかるのか、わかるくらいに痛みが出ているのかどちらかでしょう。
口呼吸やよだれ、呼吸が荒いなど伴う症状にも注意が必要です。
特に、トイレで鳴く場合は排泄に関連した病気が隠れている可能性があります。結石など尿路系に問題がある場合、もしくは排便が困難な場合などです。
そのような場合には、すぐに便と尿を持って病院を受診しましょう。
血栓症も強い痛みが伴うため、大きな声で鳴くことがあります。後ろ足の動きが悪くなる、動きたがらないといった症状が出ます。こちらも心臓病など急変する病気を抱えている可能性がありますから、すぐに病院を受診しましょう
4.威嚇の声
痛みがあると触れられないように、人間や同居している猫や動物に威嚇する場合もあります。
普段とは違う様子で、理由もなく威嚇してくる時は痛みがあるのかもしれません。
明らかに怪我をしている場合はすぐに対処できますが、身体の内部や骨折の場合は見えないので気が付きにくいです。
気になる時点で、病院へ相談をした方が良いでしょう。
まとめ
猫が異常を訴えているときの鳴き声4選!パターン別の対処法とは?についてお伝えいたしました。
基本的には、異常を感じられる時点で病院を受診することが大切です。猫はちょっとした体調不良は隠してしまいます。人間が異常を感じる時点で手遅れとなっている疾患も少なくありません。少しだけ様子を見ようとして悪化しては大変です。
過保護な親と言われても良いですから、早めの対処をしてくださいね。