正常な新陳代謝
![子猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/1/0b12d86838361fed32359aedc25498a2.jpg)
猫の体に出る「白い粉」は、決して危険なシロモノではありません。それは単なる「フケ」です。猫の皮膚は3週間程度で新しくなります。そのため、古い皮膚がはがれ白い粉、つまりフケとなって出てくるのです。
フケの多い少ないの明確な基準はありませんが、少量であれば正常な新陳代謝の範囲です。念のため、皮膚の状態をチェックしてあげてください。特に異常がなければ問題ありません。
ブラッシングで血行をよくしてあげると代謝がよくなりますので、オススメです。
アレルギー
![体をかく猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/5/85cc0cfb0794e77e6da010e9214d017f.jpg)
アトピーや食物アレルギーなどにより皮膚炎がおき、白い粉つまりフケが発生する場合があります。
かゆみが主な症状で赤みや脱毛、発疹などが見られる場合も。猫が異常に体をかいていないか、観察してみてください。
アトピーの場合は、生活環境を整えたりサプリメントを与えたりすることで症状が改善される場合があります。
食物アレルギーに関してはどの食材が原因なのかを探る必要があるでしょう。いずれの場合もかかりつけ医への相談をオススメします。
白癬
![薬と猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/8/9f38d6124e2999f4eef1f3073bed2c67.jpg)
白癬は「真菌」という菌が原因の皮膚病です。顔まわりや足、しっぽなどに円形の脱毛が発生します。そこだけポロッと、被毛がハゲてしまうのです。
脱毛を放置しておくとさらに周辺の毛が抜け、フケも出てきます。脱毛はどんどん広がり全身がハゲる恐れがありますので、早めに治療してあげましょう。人にも移る病気ですので、白癬にかかっている猫に触れるときは細心の注意が必要です。
手洗いや消毒をマメに行っていきましょう。抗真菌薬で治る場合が多いので、白癬の疑いがあるときは動物病院を受診してください。保護した野良猫がすでに持っている可能性もあります。免疫力の低い子猫や老猫、持病持ちの猫などは特に発症しやすいので気をつけていきましょう。
栄養不足
![ご飯を食べる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/4/7f7ae8e2ce9e80e8ac6011b5096f3ac6.jpg)
栄養不足によってフケが発生することもあります。
バランスのとれた食事ではなくおやつばかりを食べているなど、不健康な食生活によって皮膚に必要な栄養が十分いきわたらなくなってしまうのです。そのため、フケが出てきてしまいます。毛艶も悪くなることがあります。
おやつばかりの食生活は肥満の原因にも。肥満は万病の元ですから、食事と健康管理は飼い主さんがしっかりと行ってあげてください。
良質なタンパク質やオメガ3とオメガ6の必須脂肪酸、ビタミンなどが含まれたフードを与えてあげましょう。
ライフスタイル
![キッチンにいる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/bef796fa5ca61dc76681f31053d574cd.jpg)
ライフスタイルも猫のフケの原因となる場合があります。室内の気温やストレスなどにより、過剰な毛づくろいなどで皮膚が炎症をおこしてフケなどが発生してしまうことがあります。
猫がいる部屋の室温が温かすぎないか、猫にとってのストレスがないかをチェックしてあげてください。
まとめ
![ブラッシングされる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/1/e36a61fac8f1f84d2afc24e79088fdb7.jpg)
猫のフケは異常を知る目安になります。スキンシップやブラッシングの際に、フケの量を見てあげるとよいでしょう。もしフケが多いと感じたら早めの対処を。悪化防止につながります。