栄養が足りていない
猫の毛がパサパサになってしまう原因として考えられるのが「栄養不足」です。栄養バランスのとれた食事をしていないと毛づやがなくなってきてしまいます。猫の被毛は毎日生え変わっていますが、栄養不足だと全ての毛に栄養が行き渡りません。
肥満防止に油分を控えすぎてしまうと、毛がパサパサになってしまうことも考えられます。体重管理は大切ですが、栄養とのバランスをみて行わなければいけません。
病気
内臓や皮膚、口の中の病気により毛がパサパサになる場合も。内臓が悪いと脱水症状を起こして水分が失われていってしまうようです。皮膚に病気があるとそこから生えている被毛に影響があるのは当然でしょう。
口の中に異常があると痛みなどでご飯が十分に食べられない場合がありますし、大好きな毛づくろいもできなくなってしまうかもしれません。その場合は、飼い主さんが愛猫に代わりブラッシングでお手入れしてあげましょう。
汚れがたまっている
被毛に汚れがたまっているとパサパサになってしまいます。猫が自分で毛づくろいできなくなると、どんどん皮脂やホコリやゴミがたまってしまうでしょう。そうして気がつけば、毛がパサパサになっているのです。
猫が毛づくろいできてもできなくても、飼い主さんによるブラッシングは必要です。短毛種であれば2~3日に1回、長毛種は毎日行うとよいでしょう。ムダ毛をとりのぞいて被毛をキレイに保つだけでなく、猫が飲み込む毛の量も減らせます。
血行もよくなりますので、毛づやのよい被毛作りに最適です。
乾燥
猫の皮膚が乾燥しているときも、毛がパサパサになってしまいます。被毛が束になり割れる「毛割れ」を起こす場合も。
毛割れはただ被毛だけの問題ではなく、病気が原因となっていることがあります。愛猫が毛割れを起こしていたら軽く見ず、なぜなのかを確かめましょう。
老化かもしれませんし、ストレスかもしれません。病気であれば口内炎や腎不全が考えられます。放置していては危険な場合がありますので、しっかりと対策してください。
シャンプーのしすぎでも乾燥し、毛がパサパサになってしまうようです。
ストレス
猫にとってストレスは大敵です。繊細な生き物なので十分気をつけてあげてください。飼い主さんにとってはちょっとしたことでも、猫には重大な場合があるのです。
ストレスは毛に影響を与えるだけではありません。たとえば内臓疾患につながる場合も多々あります。
筆者宅の猫も過去、ストレスで下痢や膀胱炎になったことがあります。とても自慢できる話ではありませんが、飼い主さんが思っている異常に繊細なので、注意するに越したことはありません。
まとめ
猫が言葉で「具合悪い」と伝える代わりに、毛のパサパサでその状態を伝えてくれることがあるのです。不調のサインを見逃さないようにしてあげてください。愛猫の健康を守れるのは飼い主さんだけ。
猫にとって頼りは飼い主さんしかいないのです。責任を持って健康管理してあげましょう。