リラックス中
猫が舌を出しっぱなしにするのは、とてもリラックスしている証拠だといえます。
野良猫は常に緊張を強いられるため、筋肉がゆるむことはあまりありません。舌が出っぱなしなのは、口周りの力が抜けゆるんでいるからと考えられます。
それほどまでにリラックスできているのです。家の中が安心できる環境だと認識しているからでしょう。失礼な言い方ではありますが、ちょっとおマヌケな姿そのままの心理状態だといえます。
疲れで
毛づくろいをするとき、猫は舌を伸ばしておこないます。さかんに動かすので、やはり疲れてしまうのでしょう。毛づくろいで疲れると舌が出っぱなしになってしまうことがあるようです。
しまい忘れという話もあります。人からしたら気がつきそうなものですが、猫の舌は薄いので出ていることがあまりわからないのかもしれませんね。
毛づくろい後に出ていたら、疲れたのかしまい忘れてしまったのだと思ってあげてください。
猫種によって
ペルシャやヒマラヤンなどの鼻ぺちゃな猫は、舌が出やすい可能性があります。元々猫は顎の小ささに対して舌が長いため、舌が出やすい動物です。そこへ鼻ぺちゃときたら余計にまずるが短いので、さらに出やすくなってもしかたありません。
もしペルシャなどの舌が頻繁に出ていても、そういう猫種なのだと思ってあげてください。ただ、病気で出ている場合もありますので用心するに越したことはありません。
歯が抜けているから
前歯が抜けているために舌が出っぱなしになる場合も。抑えるモノがないため、当然といえば当然でしょう。
高齢になると歯周病などにより歯が抜けてしまうことがあります。3歳以上の猫の約8割が歯周病という話もあるくらい、猫は口内トラブルを抱えやすいです。
歯みがきを嫌がる場合が多いですが、なるべく習慣化して愛猫の歯を守ってあげてください。
病気かも…
猫の舌が出っぱなしになっているのは、病気が原因の場合もあります。
口を開けて呼吸が苦しそうだったりする様子があれば心臓・呼吸器系の病気や熱中症など、そして腫瘍などが邪魔をして舌をしまいずらいのかもしれません。元気がなかったりいつもと様子が違かったりする場合は早めに受診するようにしましょう。
病気ではない場合、舌をちょんちょんするとサッとしまいます。ですがそれでも収まる様子がないときは、病気の可能性も考えてください。
まとめ
猫の舌が出っぱなしなのは、ほとんどが心配のない原因によってです。ですが病気が潜んでいる場合もありますので、十分に注意してあげてください。
異常があるときは猫の様子もいつもと違うはずです。その変化になるべく早く気づいて、気になる場合はすぐに病院で診てもらいましょう。