1.清潔さ
食器の素材はプラスチック・陶器・ステンレスが多いですが、長く使っているうちに汚れが溜まりやすくなります。
汚れが溜まりやすい場所はプラスチックなら表面の細かい傷部分、陶器はカケやヒビの間、ステンレスなら外側の折り返し部分です。
こういった部分で雑菌が繁殖しやすいので明らかに目立つヒビやカケなどの傷がある場合は、早めに新しいものと交換しましょう。
2.形状
猫は角にある食べ物を舌で舐め取るのが苦手です。
お家のお皿を使うときは、角があってもカーブの緩やかなものを選びましょう。
また醤油皿のような浅いお皿は食べているうちにフードが外に出てしまいます。
猫は縁の立ち上がりを利用してフードを口に入れますので、縁あり食器がベストです。
3.大きさ
猫の食器の直径は小さ過ぎても大き過ぎても良くありません。小さ過ぎればフードをこぼすことが増えますし、大き過ぎれば食器の中に前肢を入れてしまうかもしれません。
食器の大きさに決まりはありませんが、市販の食器を見てみるとだいたい猫の顔から人の手のひらぐらいの大きさが適当サイズであるようです。
4.深さ
浅すぎる縁なし皿もダメですが深すぎるのも良くありません。
敏感なヒゲが食器に当たるのを嫌う猫もいますので、ヒゲが食器に触れない程度の浅さがおすすめです。
5.高さ
猫にとって食べやすい理想の高さは、胃と口が並行になるぐらいだといわれます。最近良く目にする高台付きはそれを考慮して作られた食器です。
猫の食事負担を軽くし吐き戻しも予防できますので、できれば若くて元気なうちから高さもプラスしていきましょう。
まとめ
口周りを舐めるのはとても上手なのに、なぜか食器でフードを食べるのがあまり得意でない猫。そんな猫にとって良い食器・悪い食器についてポイントを5つ挙げてみました。
もし食器周りを汚したり食べが悪かったりの原因が食器だとしたら簡単に改善できることです。
年齢によっても食器の良い悪いは変わりますので、ときには食器の形状を見直してみましょう。