猫の『口臭』が強くなる6つの原因と対処法

猫の『口臭』が強くなる6つの原因と対処法

猫の不調のサインは「口臭」にあらわれる場合があります。ケアが足りないケースや病気の可能性など、猫の口臭が強くなった、急に口臭がするようになったときの原因や対処法をご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.口の中のケアが不足している

歯磨きをされる猫

猫も口の中のケアをしていないと、口臭が強くなる場合があります。

猫の歯についた歯垢がやがて歯石となり、年齢とともに歯石が増えて口臭がひどくなるのです。

2.歯周病

歯ブラシを持つ猫

歯垢や歯石にいる細菌によって歯肉が炎症を起こし、さらに炎症が広がると、歯肉から出血、痛み、歯のぐらつきなどの症状がでます。

歯周病の口臭は生ゴミが腐ったようなにおいで、口の中の細菌が作り出す物質がにおいの原因です。病気が進行するほど口臭が強くなります。

3.口内炎

食事を嫌がる猫

歯肉や口の中の粘膜などに炎症が起きる病気です。生臭いひどい口臭がします。

口の中が真っ赤になり、痛みやよだれが出て痛くて口を開けるのを嫌がり、食べることも難しくなる場合もあります。

主な原因はウイルスや細菌の感染です。口臭がひどいので、口の周りや毛づくろいをした毛がにおうことがあります。

4.口の中の腫瘍

寝そべる猫

扁平上皮がんは皮膚や粘膜にある扁平上皮細胞ががん化して増殖する悪性腫瘍です。

猫の口の中にできる腫瘍の半分以上を占める腫瘍です。進行が早く、急に口臭が気になるようになった場合は注意が必要です。

5.腎臓の機能の低下

頭をなでられる猫

腎機能が低下すると血液中の老廃物の量が増えてしまいます。

猫は気持ち悪さから食欲が落ちたり、嘔吐したりします。アンモニアのような刺激のある口臭が特徴です。

この特徴的な口臭は尿毒症が進行している危険なサインです。

6.糖尿病

あくびをする猫

膵臓からインスリンがうまく分泌されず、糖を体にエネルギーとして取り込むことができない病気で、血糖値が高い状態になります。

糖尿病が進行すると、体内でケトン体という物質が作られ、これによって甘酸っぱいようなにおいの口臭になります。

また、糖尿病になると口の中の細菌が繁殖しやすく、歯周病や口内炎にも注意が必要です。

猫の口臭の対処法

病院で歯をチェックされる猫

口の中のケア

猫の口臭の原因のひとつである歯石を取るには、動物病院で全身麻酔をしなければなりません。

そうならないためには、歯磨きはとても大切です。猫の歯垢は3~7日で歯石になると言われています。できれば毎日歯磨きをしましょう。

歯磨きに慣れていない猫は、口を触られることから慣れさせます。その後歯みがきシートや歯ブラシを使えるようにします。

どうしても歯磨きを嫌がる猫には、サプリメントや歯磨きスナックを活用しながら、歯磨きもできるようにしましょう。

動物病院でチェックしてもらう

以前よりも猫の口臭が強くなった、急に口臭がするようになったなど異変を感じたら、動物病院で口の中をチェックしてもらいましょう。

歯石の除去、投薬、抜歯など、原因にあった治療やケアが必要です。

まとめ

猫の口

猫の口臭が強くなるのは、歯垢や歯石が増えた、口の中の炎症や腫瘍、内蔵疾患などが原因となっている可能性があります。

毎日の歯磨きで歯垢や歯石の付着を防いだり、動物病院でチェックをして原因に合わせた治療をしてもらったりすることが大切です。

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