猫が『鳴き止まない』ときの原因4つと対処法

猫が『鳴き止まない』ときの原因4つと対処法

言葉を話せない猫は、鳴き声で自分の気持ちを表すことがあります。しかし、あまりにも「鳴き止まない」と飼い主さんは心配になりますよね。もしかすると重大な原因が潜んでいるのかもしれません。今回は、猫が「鳴き止まない」ときの原因と対処法を4つご紹介します。

1604view

SupervisorImage

記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.ストレス

鳴いている猫

のんびり気ままに過ごし、ストレスとは無縁だと思える猫ですが、実はストレスを感じやすい動物。

引越しや模様替えなどの環境の変化や騒音、来客など猫がストレスを感じる原因は日常に潜んでいます。

他にも、トイレが汚れていたり、遊びが足りないと猫はストレスを抱えてしまいます。

猫が鳴き止まないときは、不満を飼い主さんに訴えているのかもしれません。

対処法は?

環境が変わったり、近所の騒音、来客は止むを得ないですよね。

そんなときでも猫が隠れられるように、静かな場所に猫用ベッドなどを設置してあげましょう。

また、猫は大の綺麗好きであり、トイレにも強いこだわりを持っています。トイレはいつも清潔に保ちましょう。

また、短時間でもよいので、オモチャで遊ぶ時間を作ってストレスを発散させてあげましょう。

2.発情期

歩く猫

猫が鳴き止まないときの原因の1つに「発情期」である可能性があります。

メス猫は、オス猫を呼び寄せるために人間の赤ちゃんのような声で鳴きます。

オス猫は自ら発情することはなく、メス猫の鳴き声に誘発され発情し、太く低い鳴き声を上げます。

不妊手術を行っておらず普段とは違う声を上げ、鳴き続けている場合は、発情期を迎えたのかもしれません。

他に、スプレー行動や、落ち着きがなくなる、外に出たがるなどの行動が発情期の特徴です。

対処法は?

たくさん遊んであげる、外が見えないようにするなどの対策はできますが、一時的な対策に過ぎません。

繁殖させる予定がないのであれば、避妊・去勢手術を検討しましょう。

発情期のストレスの軽減、病気の予防効果もあるため、猫にとっても良い方法であると言えます。

3.分離不安

鳴いている子猫

特定の相手がいなくなると、不安で落ち着かなくなることを「分離不安」と呼びます。

飼い主さんや同居猫など、猫が特定の相手に激しく依存することで起こり、その相手の姿が見えないだけで強い不安を感じてしまう症状です。

甘えん坊気質で、特に一人っ子で育てられた猫は、飼い主さんに依存する傾向にあります。

また、飼い主さんの結婚や出産で、猫に対する接し方に変化があった場合に発症することもあります。

鳴き止まないだけではなく、粗相や破壊行動などの問題行動に発展することがあります。

悪化すると食欲不振や嘔吐、脱毛など猫の健康を害するため、放置すると危険です。

対処法は?

猫がいつも使っているベッドに飼い主さんの匂いがついたタオルなどを敷いてあげると安心できるでしょう。

窓を開け外を見られるようにしたり、1人でも遊べるオモチャを用意し、退屈せずに過ごせるように工夫してあげると良いでしょう。

飼い主さんのあとをついて回る猫の場合は、飼い主さんへの依存度がとても高いと言えます。

猫の様子を見ながら、少しだけ向き合う時間を減らし、少しずつ距離を置くようにしてみましょう。

4.認知症

鳴いている猫

人間と同様、猫も「認知症」の症状が出る可能性があります。

高齢になると脳や自律神経が衰えるため、今までとは違った行動を見せるようになります。

その1つに「鳴き止まない」という症状が挙げられ、夜鳴きや大声で鳴くといった行動が見られます。

他にも同じ場所をウロウロと徘徊するようになったり、粗相をすることが増えていきます。

対処法は?

高齢だからといって放置してしまうと、別の疾患を見逃してしまうことがあります。

高齢猫特有の病気もありますので、獣医師に相談し、検査してもらうのが良いでしょう。

認知症には完治させるような治療薬はありませんが、軽減できる薬やサプリメントを取り入れる方法もあります。

まとめ

鳴いている猫

いかがでしたか?

愛猫が鳴き止まないと、どうしたら良いかと悩む飼い主さんも多いでしょう。

放置してしまうと、病気や問題行動に発展してしまうこともあるため、鳴き続けているときは、原因は何かを考えてみましょう。

愛する猫が快適に幸せに暮らせるよう、飼い主さんは猫が発しているサインに気づいてあげて下さいね!

スポンサーリンク