どこまで真実!?猫をめぐる奇想天外な『猫伝説』3つ

どこまで真実!?猫をめぐる奇想天外な『猫伝説』3つ

猫伝説は各地にたくさんありますよね。地名になったり、祠があったりと、実際の出来事なのか不思議な伝説も多いです。今回は猫や猫の妖怪が登場する伝説を3つご紹介します。

691view

妖怪猫又「富山県 猫又山」

森の中に立つ猫

「猫又(ねこまた)」は日本各地の民話や怪談などに登場する妖怪で、しっぽが2つに分かれているのが特徴です。

ペットの猫や山に棲んでいる猫が化けたものとされています。長生きした猫が猫又になるとも言われているんです。

ここでは富山県の猫又伝説をご紹介します。

富士山に棲んでいた老猫が人を襲ったことで富士山を追い出され、その後「猫又」になり、富山県の黒部の山に移り住みました。

猫又はそこでも人を襲っていて、困り果てた村人は猫又退治を代官に訴えます。

多数の狩人に発見された猫又ですが、恐ろしい形相の猫又に狩人は立ちすくみ捕まえることができません。

その隙に猫又は山から立ち去り、村は平穏になりました。その後、猫又がいた山は「猫又山」と呼ぶようになったそうです。

ここまでだとおとぎ話のように聞こえるかもしれませんが、猫又山と呼ばれるようになった山には実際に大きな猫がいて、人を襲うことがあったそうです。

化け猫「佐賀県 鍋島騒動」

猫の後ろ姿

猫が登場する伝説で有名なものといえば「鍋島騒動」ではないでしょうか。

肥前国佐賀藩の藩主鍋島光茂の碁の相手をしていた家臣が、光茂の機嫌を損ねたことでその場で斬殺されてしまいます。

これを知った家臣の母は、飼っていた猫に復讐を託して自害してしまいました。

猫は家臣の母の血をなめて化け猫となり、光茂のお気に入りの女性に成り代わり光茂に近づきます。

そして光茂や関係者が病に倒れたり、佐賀の町におかしな出来事が続いたりと光茂を苦しめます。

化け猫は退治されてしまいますが、化け猫を退治した家臣の家に化け猫の祟りが向けられるようになってしまいました。

その後、佐賀の秀林寺で化け猫を供養し、化け猫を祀った祠が作られました。

主人のために化け猫になり復讐をした猫の悲しい伝説なのかもしれませんね。しかし、この伝説は鍋島家のお家騒動が元になっているそうです。

ことわざ「A cat has nine lives.(猫には9つの命がある)」

飛び降りる猫

「猫はなかなか死なない」というちょっと穏やかではない意味の英語のことわざです。

このことわざの正確な起源ははっきりと分かっていません。

しかし、エジプト神話には猫の姿をした女神がいた、古代エジプトでは三位一体の神が3組そろってできる数字が「9」、魔女が生まれ変わるのは9回だから使い魔の猫も9つの命がある、などが関係しているようです。

実際の猫に9つの命はありませんが、人間だったら助からないような状況でも猫は生き延びることがありますよね。

例えば、2階のベランダから落ちてもケガをすることなく着地できた猫がいます。そういった猫の不思議を表していることわざなのかもしれません。

しかし「好奇心は猫をも殺す」ということわざもあるんです。強すぎる好奇心は身を滅ぼす原因になるという意味です。

前述のベランダから落ちてしまう猫も、高い場所への好奇心だったり、そこで虫を追いかけてしまったり、好奇心がきっかけとなっているケースもあるようです。

まとめ

夜景を屋根の上から眺める2匹の猫

日本だけでなく世界中に猫にまつわる伝説がたくさんあります。

しなやかな体や、特徴的な瞳など、猫はミステリアスな雰囲気を持つことから様々な伝説が生まれたのかもしれません。

実は本当にあった話なのか、まったくのおとぎ話なのか、ミステリアスな猫が絡むと謎は増すばかりですが、今回は猫が登場する不思議な伝説をご紹介しました。

他にも猫に関する逸話は世界中に存在しているようなので、ぜひ見つけてみてくださいね。

スポンサーリンク