1.物理的に傷口をカバーする
エリザベスカラーを付ける
傷口保護の定番エリザベスカラー。サイズさえ合えば、こんな安心なものはありません。
しかし普通のカラーは硬くて大きいため、どこかにはまって動けなくなる危険性も持っています。
もしプラスチック製が合わないなら、柔らかくてストレスのかかりにくい布製カラーを選びましょう。
可愛いものが見つかれば飼い主さんの看護ストレスも少し楽になるはずです。
術後服を着せる
開腹手術などの大きな傷には全身をカバーする術後服が安心です。しかし猫は関節が柔らかいので、合わないと前肢が抜けて首元から出てきます。
サイズが合わない場合、市販品なら手直しするか、手作りするのもいいでしょう。腹巻きやセーターなどのリサイクルもおすすめです。
ポイントは身体を締め付けないことと脱げないこと、着脱が簡単なことです。
2.気分転換をさせる
遊ぶ時間を増やす
猫が怪我を気にしているときこそ猫と遊んであげましょう。もちろん傷の治りに影響しない程度にとどめることが大切です。軽く遊ぶことは気分転換になります。
猫の喜ぶ動画を見せる
気分転換なら、鳥などの動物番組や猫用動画もおすすめです。媒体は携帯電話やタブレット、パソコンやテレビなど。ネットで探せばいくらでも出てきます。
問題は猫が少し夢中になりすぎることです。獲物を追いかけて爪で画面を傷つけたり、テレビやパソコンを落とす可能性があります。
まとめ
猫が傷口を舐めてしまう問題は、どの飼い主さんでも1度は経験するかもしれない難問です。
物理的に舐めないようにするには、「カラー」や「術後服」で傷口をカバーするしかありません。しかしそれだけでは慣れない状態で猫がストレスをためてしまいます。
そこでもうひとつ考えたいのが「気分転換」です。短時間でも夢中になれば傷口を気にしなくなりますし、軽く身体を動かせば色々な面で回復力アップが期待できます。
これら2つはいわば車の両輪のようなもの。怪我回復のバックアップには傷口保護だけでなく、気分転換もぜひ取り入れてみてくださいね。