売れ残りの猫はどうなるの?
ペットショップで売れ残ってしまった猫は、その後どうなるのでしょうか。
保護猫団体のような機関と連携して里親探しをしている所もあるようですが、これは本当に良心的なお店に限った話です。
一般的には、次のような場所へ移されます。
- ブリーダーの元へ返される
- 動物実験の施設へ売却される
- 「引き取り屋」に売却される
- 個人を装って保健所に持ち込まれるなど
もう察しがつくと思いますが、悲しい猫生が待っています。「引き取り屋」とは売れ残りの犬猫を買い取って面倒を見る業者です。聞こえはいいですが、ほぼ飼育放棄をして死を待つだけという残酷な場です。
売れ残りの子を救う方法
どうにかして売れ残った猫を助けたい!手段に迷ったら、次のような方法を検討してみてください。
1.ボランティア団体に相談する
猫のボランティア団体の中には、ショップの子を助ける活動をしているところがあります。個人的に活動されている方もいらっしゃいます。
お住まいの地域にそのような団体があれば、相談してみてください。
2.SNSで飼い主探しをする
売れ残りの子や、訳ありの子であればショップからも積極的に迎えたいと考えている方もいらっしゃいます。
SNSを通すことで広く情報が届けられ、飼い主さんが見つかりやすくなるでしょう。ただし、責任を持って家族に迎えてくれる相手かどうか確認しなければなりません。
ペット可の住居かどうか、なぜ名乗り出てくれたのかなど、DMなどを利用してやり取りすることをおすすめします。
3.自分の子として迎える
もちろん、自分の家族として迎えるという方法もあります。
保護猫を優先的に迎えることは大切です。しかし、生体販売というシステムがなくならない限り、悲惨な猫生を送る猫が出てくることも事実です。
気にかかった子を心から受け入れたいと思った時は、その子が運命の子なのかもしれません。幸せにしてあげてください。
売れ残ってしまう猫の特徴
どのような猫が売れ残ってしまうのでしょうか?非常に身勝手な理由ですが、いくつか特徴があります。
- 柄の出方が悪い
- その猫種の特徴から逸れている
- 元々大きい、あるいは大きくなってしまった
- 持病を抱えているなど
売れ残りの子の中には持病を抱えているケースがあります。家族に迎えることを検討する際は、必ず理由を聞くようにしてください。少々踏み込んだ質問をしても大丈夫です。
持病があればケアが必要になります。適切なお世話をしてあげるためにも、諸々確認しておくことが重要です。
まとめ
尊い命に値段をつけ、売り物と化す文化には心が痛みます。その後の猫生を想像しても、生体販売というシステムの在り方を見直す必要があると思います。
今回は、現状でできることを紹介させていただきました。敢えて「売上」というものに貢献したいとは思いませんが、猫の命は生まれや育ちに関係なく平等であるべきではないでしょうか。
生体販売というものがある以上、ショップの猫達にも生きる権利があります。売れ残った猫を目の当たりにして「助けたい!」と思ったら、できる範囲のアクションを起こしてみてください。