第1位「毛玉を吐く」

猫は、お腹にたまった毛玉を排出するために吐くことがあります。
「ウッ、ウッ」と苦しそうにしている姿を見て、悪い病気なのではないかと慌ててしまった飼い主も多いことでしょう。
しかし、毛玉を吐き終わってしまうとその後はケロッとしているのです。
猫が吐くことには次第に慣れていきますが、困るのはいつどこで吐くかわからないこと。絨毯やソファに吐かれてしまうと掃除が大変です。
「床に吐いてあるのを知らずにうっかり踏んでしまった!」なんていうのも「猫の飼い主あるある」ですね。
部屋の隅や家具の裏などに吐かれて気づいたときには干からびていた、なんてこともあります。
第2位「排泄物が臭い」

猫の排泄物は臭いです。特に便は、離れたところにいても(今、うんちしたな)とわかってしまうくらいです。
犬を飼ったことのある人が猫を飼ってみて、この犬とは違う臭いのきつさにびっくりするそうです。
ただ、猫自体の体臭はほとんどありません。排泄物さえこまめに清掃していれば、家の中の臭いはそれほど気にならないでしょう。
ちなみに、うんちをした直後にハイテンションで走り回ったりする「トイレハイ」も、猫を初めて迎えた人がびっくりする行動ですね。
第3位「費用がかかる」
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猫はあまりお金がかからないと思っていませんか。
実際はそんなことはなく、フード代や猫砂など毎日使うものの他、おもちゃやベッド、爪とぎ、キャリーなどが必要になるので、意外と費用がかかるのです。
消耗品や猫グッズだけでなく、動物病院での健康診断やワクチン接種代、避妊・去勢手術費用もあります。
真夏は暑さ対策として、留守にする時も猫のためにエアコンをつけっぱなしにしておくなど、光熱費もばかになりません。
第4位「身体能力の高さ」

猫は、身軽で柔軟で、身体能力が高いというイメージがあるのではないでしょうか。実際は想像以上でびっくりする飼い主が多いそうです。
家具の上までジャンプしたり、カーテンをよじ登ったり。猫は自分の身長より5倍近く高い場所でもジャンプできるといいます。
細い場所や狭い場所で寝ていることもありますが、猫は背骨の数が多く、関節も柔軟なのでそのようなことが可能なのです。
まとめ
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今日のねこちゃんより:もも♀ / 2歳 / アメリカンショートヘア / 4.5kg
近年の猫ブームから、猫を飼う人が以前よりもかなり増えました。犬のように散歩がいらない、というのも人気の理由のひとつです。
しかし実際は意外と手間がかかり、一般的なイメージだけで猫を飼うとびっくりさせられることが多いのも事実。
笑って済ませられる程度なら良いのですが、「思っていたのと違う」「想像していたより大変」と後悔することもあります。
猫を飼うと決めたなら、まずは「猫がいる生活」というものをしっかりシミュレーションしてから飼いましょう。
猫を幸せにするためには、それなりに覚悟が必要なのです。
正しい知識を得てきちんと準備を整えるなら、初めての猫との暮らしにこれまでなかった喜びを知ることができるでしょう。