猫の『飼い主が外泊』するときに検討すべき対処法5つ

猫の『飼い主が外泊』するときに検討すべき対処法5つ

猫は、1泊2日の外泊であれば留守番をすることができます。その際に気をつけてほしいことや、安全に過ごすための対策を紹介いたします。

猫を家に残して外泊しても大丈夫?

外を眺める猫

猫は留守番が得意だといわれていますが、外泊しても大丈夫なのでしょうか?

1泊2日なら大丈夫!

猫は環境の変化が苦手な動物です。1晩のみの外泊であれば、むしろ自宅で過ごすほうが快適です。

ただし2日以上になる場合は、信頼できる知人やペットシッターを頼るようにしてください。難しい場合はペットホテルを利用しましょう。

性格によっては留守番自体が難しい

留守番が得意というのは概ね本当の話です。ただし、全ての猫に共通していえることではありません。

性格によっては、外泊どころか買い物でさえ、声が枯れるほど鳴いてしまう猫もいます。甘えん坊で飼い主さんにベッタリな子は要注意です。

将来的に外泊する可能性が高ければ、少しずつ慣らすように特訓しなければなりません。日頃から、敢えてひとりで過ごさせる時間を作りましょう。

外泊に備えた準備

メモする猫

丸1日家を空ける際は、猫が安全に過ごせるように準備しなければなりません。いくつかポイントを紹介いたします。

1.戸締りを徹底する

外泊中に脱走してしまったら大変です。戸締りを徹底し、家を出る前に再度確認するようにしてください。

心配な方は、窓にストッパーを設置することも検討してみてください。

2.室温の管理

留守番中の理想的な室温は、26~28℃に保つことです。特に夏場はエアコンが必須です。温度を適温に設定し、風量を弱くしておけば付けっぱなしにしても良いくらいです。

冷えすぎが心配であれば、入タイマーと切りタイマーを上手に活用しましょう。ちなみにリモコンは、愛猫の手が届かない位置に隠してしまいましょう。

3.食事と水の用意

自動給餌器

自動給餌器を使用しているご家庭は、普段通り自動給餌器をセットしてください。飲み水は、普段よりも多く用意しましょう。

自動給餌器がない場合は、少量ずつお皿に盛ったフードを何ヶ所かに分けて置くようにしてください。

循環式のウォーターサーバーを使用しているご家庭もあるでしょう。こちらも普段通りで良いのですが、万が一に備えてお皿に入れた水も置いて出かけましょう。

4.トイレの砂は多めに入れる

猫は、汚れたトイレを使うことに抵抗を感じやすい動物です。砂を多く入れる、トイレの数を増やすなどの対策が必要です。

5.危険な物を片付ける

イタズラしそうなもの、誤飲に繋がる恐れのあるものは必ず片付けましょう。猫は高い場所にも移動できてしまうので、開けられない戸棚に収納することがベストです。

その代わり、危険性の低いおもちゃを出しておくと喜びます。活発になる時間帯には、適当におもちゃで暇つぶしをして過ごしてくれるでしょう。

まとめ

旅行鞄に乗っかる猫

大抵の猫は、1泊2日の外泊であれば問題なく留守番をすることができます。それを可能にするのは、1度にガツガツ食べることのない食習慣が大きいでしょう。

さらに日中の殆どを寝て過ごしています。猫なりにマイペースな生活を送っているので、あまり寂しさを感じることはないでしょう。安全面を考慮すれば、むしろ自宅にいるほうが気楽なのかもしれません。

ただし、猫にも個性があります。留守番が苦手な猫と暮らす飼い主さんは、少しずつ慣らしてから外泊を検討するようにしてください。

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