猫の危険回避能力を徹底解説!
野生の猫の場合、常にあるとあらゆる危険と隣り合わせです。周りにはさまざまな天敵がいますし、車やバイクといった乗り物による事故に巻き込まれる危険性もあります。
また、足元が不安定な場所で行動をしなければいけない場面もでてくるのです。
そんな危険の多い環境でも暮らせるように、猫は生まれつき「危険から回避できる身体能力」をいくつも持っています。
猫は一体どのような能力を使って危険を回避しているのか、代表的なものを3つほどピックアップして紹介してまいります。
そして、猫を飼っている飼い主さんにぜひ試していただきたい「猫がトラブルに巻き込まれないための防止策」についても紹介していくので、参考にしてみてくださいね!
1.高いところから大ジャンプして避難
野生の猫の場合、木の上や塀の上など、高さのある場所で天敵に見つかってしまったり、相性の悪い猫に出くわしてしまうこともあります。
そのような時、高いところ地面に向けて、怪我をせずにキレイに着地できる身体能力を猫は持っています。
猫は水平線を瞬時に判別できる能力を持っており、高い場所から落ちたとしても、一瞬でからだを回転させて地面に足をつけて着地することができるのです。
また、猫の手足には柔らかくて弾力性のある肉球がついているため、地面に着地をした際の衝撃を和らげることもできます。
ちなみに飼い猫の場合でも、キャットタワーやカーテンレールなどの上から大ジャンプをすることがあります。
キレイに着地できたとしても、床に危険なもの(鋭利なものや割れ物など)を置いてしまうと、猫が怪我をしてしまう危険性があるため「猫が大ジャンプをしても安全な床」を意識し、常に整理整頓を心掛けるようにしましょう。
2.匂いをキャッチして天敵や危険な存在から回避
猫はわずかな匂いでもしっかりと嗅ぎ取ることができ、どのような相手が近づいてきているのか判別することができるのです。
見知らぬ人間のにおいや、天敵となる動物のにおいなども判別することができ、危険だと判断したらすぐに逃げることができます。
ただし、嗅覚の能力が人間とはかなりかけ離れているため、人間にとっては心地よいと感じる香水や柔軟剤のにおいが猫にとっては「強烈なにおい」になってしまうこともあるので注意が必要です。
猫を飼っている場合は、においの強いものを猫の周りに置かないように意識をしましょう。
3.優れたバランス感覚でスムーズに避難
猫はバランス感覚も非常に優れています。そのため、足場が少ない塀の上や、ゆらゆらと揺れる木の枝の上でも早いスピードで進むことができ、危険が迫ってきても瞬時に逃げることができるのです。
ただし、人間と同じように猫にも「うっかりミス」があるので、バランス感覚を失ってしまうこともあります。
猫を室内飼いをしている場合、高い場所でバランスを失って落ちてしまうこともあるため、高い場所(キャットタワーやカーテンレール等)の周りには、ふかふかのカーペットを敷いておいたり、クッションを置いておくのが好ましいです。
まとめ
今日のねこちゃんより:ドン♂ / ジェネッタ / 2.3kg
あらゆる危険を瞬時に判断し、適切な行動ができる猫の身体能力。人間では考えられない驚きの能力がたくさんありますね。
ただし、猫も完璧ではないので、猫を飼っている人は愛猫が危険なトラブルに巻き込まれないように、日頃から防止策を練っておくのが懸命といえるでしょう。