1.原因は?
比較的短期間で治まり治癒と共に消失する痛みを、一般的に「急性痛」と呼びます。
飼い主さんは早めに対処できるよう、原因を知っておきましょう。
1.外傷
事故や猫同士のケンカなどにより、切り傷、噛み傷、引っ搔き傷を負うことがあります。
適切な処置を行えば、治癒と共に痛みを消えていきます。
2.火傷
家庭でも起こり得る事故の1つです。
コンロやストーブだけではなく、こたつやホットカーペットでも低温火傷をしてしまうケースがあります。
表面だけ赤くなる軽度の状態でも痛みを伴います。
3.打撲
高い場所から飛び降りたときや、飼い主さんがドアを開けたときにぶつかった…など家庭内でも、猫は打撲してしまうことがあります。
軽度であれば、ほとんどの場合、自然に治癒しますが、痛みを伴うことが多いでしょう。
4.手術後
避妊・去勢手術、その他切除の手術をしたあとに痛みを伴うことがあります。
ほとんどは時間と共に痛みは消失しますが、痛みが長引く、体調が優れない場合は痛み止めの投与など治療が必要です。
2.見極める方法は?
1.表情
眉間を寄せ目を細める、口を閉じ引き締めている、頭を下げているような状態が見られた場合、猫は痛みを感じている可能性があります。
普段の穏やかな表情とは異なり、キツい表情をしていたら注意が必要です。
2.姿勢
背中を丸める、お腹を守るような姿勢をとる、横になって動かない場合は、何らかの痛みを感じているのかもしれません。
表情とあわせて姿勢も観察してみましょう。
3.行動
一部分だけを過度に舐める、動きが鈍くなる、食欲が低下するなどの行動が見られる場合、痛みがあるのかもしれません。
また、飼い主さんに対して、唸ったり威嚇するなど、攻撃的な態度を見せることもあります。
まとめ
いかがでしたか?
猫は我慢強い動物であり、異変に気づかずに慢性化してしまうケースも少なくありません。
飼い主さんが日頃から、愛猫の異変に気づき、すぐに対処してあげられるよう、ぜひ参考にしてみて下さいね。