1.1日の摂取カロリーは?
これは猫により違いますが、一般的には猫にとって必要なエネルギー量は体重1kgに対して64kcal程度だそうです。
ただし運動量が少なかったり室内のみで飼われている猫の場合は52kcalくらいが目安のようです。
肥満気味の場合は、低カロリーのフードに切り替えるなどの工夫も必要です。
妊娠している猫は普段より多くエネルギーを必要としますし、授乳中は通常の2~4倍のカロリーを必要としますので高カロリーなフードが必要です。
1歳までの子猫の場合は成長期で運動量も多いので、適正量をオーバーしてしまっても問題はありません。
むしろ栄養不足にならないためにしっかりと食べさせてあげることが大切です。
2.食事の回数は?
一般的な成猫なら1日2回、朝と晩にご飯をあげるのが良いでしょう。間隔は12時間程度が目安だそうです。
また健康な成猫に子猫用フードを与えるのは、やめましょう。子猫に必要な栄養成分と成猫に必要な栄養成分は異なります。
子猫やシニア猫は一度にたくさんの量を食べられないため、1日に3~4回程度または朝・昼・晩にフードを与えるのがポイントです。
肥満気味の猫に対しては、低カロリーのフードを1日3~4回に分けて与えるのが良いようです。
妊娠中(後期)や授乳中の猫には、高カロリーなフードの適正量を1日4回、朝・昼・夕・夜と与えるのがポイントになります。
3.置き餌をしてはいけないの?
よく「置き餌は良くない」という話を聞きますよね。ですが猫の食べ方などによっても違います。
一度に出された量を食べきってしまう子であればしないほうが良いですし、1回分の量を少しずつしか食べない子もいます。
肥満気味の猫に対してはきちんと管理しなければいけませんが、健康な成猫は「1日の摂取カロリーを守っていれば」置き餌を少しずつ食べても食事回数を決めても、どちらでも良いのだそうです。
食事の摂取量は守らなければいけませんが、愛猫が健康なら与え方については飼い主さんの都合に合わせるなどしても構わないと言えるでしょう。
まとめ
外で暮らしている猫は自分で食べるものは自分で調達しますが、家で飼われている猫の場合は食事を与えるのは飼い主さんです。
そのため飼い主さん自身が愛猫の運動量や年齢などから適切な食事を与えることが健康を保つポイントになります。
またフードと同様に飲み水もとても重要です。猫はあまり水を飲まない子も多いため、ウェットフードを利用するなどして水分補給もしっかりとさせるようにしましょう。
適切なフードで愛猫の健康を守り、末永く一緒に暮らして行くことこそが、愛猫・飼い主双方の幸せにも繋がっていくことでしょう。