猫が人間にだけ『ニャ〜』と鳴くのはなぜ?その理由を徹底解剖!

猫が人間にだけ『ニャ〜』と鳴くのはなぜ?その理由を徹底解剖!

猫が「ニャ〜」と鳴くのはいうまでもない常識ですが、実はそれは人間に対してだけのよう。猫同士のコミュニケーションで鳴き声を使うことはほとんどないのです。この事実に、驚いた方もいるでしょう。なぜ人間にだけ鳴き声を発するのか?その理由を探っていきましょう。

1.鳴き声を使った方がトクだから

鳴く猫

猫同士のコミュニケーションで鳴き声を使うことはほぼありません。発情期やケンカのときなど、限られています。

ではなぜ人間とのコミュニケーションで猫は、鳴き声を使うのでしょうか?それは、鳴くほうが「おトク」だからです。どういうことかというと、人に向かって猫用のコミュニケーションをしても通じない場合が多いからです。

鳴き声を使った方が人に気がついてもらいやすく、意味もつうじやすいと学んだのでしょう。例えば猫同士では、マーキングなどの「ニオイ」でコミュニケーションをします。その方が効率的なのです。

でも人間は、猫のフェロモンをかぎわけられる嗅覚を持っていません。猫がマーキングした場所をかいでも、何のニオイも感じとれないでしょう。そのことに気がついた猫は、人に対して鳴き声でコミュニケーションするようになったのです。

2.母猫のように思っているから

親子猫

猫の中でも唯一、子猫は母猫に対して鳴き声でコミュニケーションを取ります。まだマーキングなどができないからでしょう。

ですが成長するにつれて、だんだんと鳴くことは少なくなってきます。なぜなら、敵に見つかる可能性が高まるからです。

立派な成猫なのに人に対して鳴き声を使うのは、その人が母猫だと思っているからと考えられます。通常であれば猫は生後半年もすれば母猫から巣立つのです。

ですが飼い猫はいつまで経っても、飼い主さんという甘えられる存在がいます。そのため、体は成猫でも中身は子猫のままなのでしょう。飼い主さんを母猫のように思い、子猫のように鳴いてコミュニケーションしているのです。

3.要求を伝えるため

要求

猫が人に向かって鳴くのは、何かの要求を伝えるときが多いです。「ご飯はまだ?」「トイレが汚いから掃除して」「遊んで」などの要求しているのでしょう。

よく鳴く猫もいれば、あまり鳴かない猫もいます。鳴かない猫の方が飼い主さんへの依存度が低いといわれていますが、必ずしもそうではないことも。単に鳴き声が小さくて聞こえないい、また鳴き方がわからない猫もいるようです。

要求はあってもそれを十分に伝えられていない可能性がありますので、注意してあげてください。

4.お話したい!

お話中

大好きな飼い主さんと「お話したい!」と思っている可能性も。ご飯もトイレもOKなのに愛猫が鳴き声をあげてきたときは、コミュニケーションしたいと思っているのかもしれません。

柔らかい声と表情で返事をしてあげましょう。愛情を込めて応えれば、それは猫に伝わります。会話のようなこともできるのです。愛猫とのおしゃべりを楽しみましょう。

まとめ

あめちゃん

猫が人間に向かって鳴く理由はいくつかありました。我々はある意味、猫に鳴いてもらえる、そのかわいい声が聞けるという特権を持っているわけです。これからも、存分に味わっていきたいですね!

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