トイレの湿気トラブル【トイレの種類】
猫用トイレには様々なタイプがあります。それぞれにメリットがある一方で、構造上、湿気トラブルが起こりやすいものがあります。
1.システムトイレの落とし穴
2層タイプのシステムトイレは、掃除する頻度が少なくなることがメリットです。しかし、これが意外な落とし穴でもあります。
湿気が多い季節は臭いがこもりやすく、悪臭を放つことがあります。トイレシートはこまめに取り替えたほうが良いでしょう。
2.カバー付きは意外と好まれない!?
カバー付きのトイレは猫が落ち着いてトイレに集中できる一方で、システムトイレ以上に臭いがこもりやすいというデメリットがあります。
臭いが残ったトイレに抵抗を感じると、我慢してしまう恐れがあります。湿気の多い時期は、カバーを外したほうが通気性が良くなるでしょう。
トイレの湿気トラブル【猫砂】
猫のトイレで欠かせないのが猫砂です。湿気は猫砂にも影響を及ぼします。砂自体が湿気ってしまう場合の対策を紹介いたします。
1.シリカゲル性の砂を使う
お菓子の乾燥剤としても有名な、シリカゲル性の猫砂があります。砂自体が湿気をとってくれるため、梅雨時期にはおすすめです。
普段使用しているものに混ぜる形でも湿気対策になります。砂へのこだわりが強い場合は、トイレの底にシリカゲル性の砂を敷くようにすると良いでしょう。
2.新聞紙を敷く
ご家庭に古新聞がある場合は、新聞紙も湿気対策として役立ちます。活用法は至ってシンプル!トイレの底に新聞紙を敷き、その上からいつもの砂を入れるだけです。
トイレの湿気トラブル【設置場所・その他】
トイレの種類や砂も重要ですが、設置場所や掃除の方法に問題があれば改善が難しくなってしまいます。
トイレの位置や掃除についても注目してみましょう。
1.風通しは良いほうですか?
目立たない場所を意識するあまり、洗面所の隅などに設置していませんか?洗面所は湿気が溜まりやすいので、あまり適さない場所です。
風通しの良い場所に置くだけでも、臭いが抜けやすく湿気の防止につながります。同じ隅っこでも、通気性を意識してみてください。
2.本体も洗っていますか?
砂は汚れる度に掃除していると思います。では、本体はどうでしょう。実は、洗わずにそのまま砂を足すだけでは物足りません。
1ヶ月に1度で良いので、天気の良い日に本体も丸洗いしましょう。天日干しすることで、汚れも臭いも落とすことができます。
せっかく砂を工夫していても本体に臭いが染み付いていては、ジメジメと共に臭いが目立ってしまいます。
まとめ
猫は、本能的に臭いには敏感です。些細なことでトイレを我慢してしまいます。これが、膀胱炎や尿路結石の原因にもなってくるので注意が必要です。
臭いがこもりやすい季節は、いつも以上に気にかけてあげてください。
部屋の構造的に適した場所が見つかりにくい場合は、トイレのまわりにレンガや容器に入れた重曹(清掃用)を置くと良いでしょう。重曹を置く場合は、誤飲に気をつけてください。
湿気トラブルを解消し、猫も人も快適に過ごせると良いですね。