猫が飼い主を邪魔する
猫と一緒に暮らしていると、時折飼い主の邪魔をすることがあります。これは猫が持っている好奇心と不安感から現れる行動です。
飼い主が一生懸命になっていることに対して一緒にやってみたいという気持ちと、自分にその分関心を向けてくれないことに対する不安感の二つが邪魔をする理由と言われています。
こういった気持ちは年を重ねていくと薄れていきます。
しかし子猫の頃からずっと家で飼われている猫に関しては、ずっと子猫の気持ちが抜けないままでいることも多く、高齢になってもこのような行動が現れることもあります。
ぜひ猫の生態の一つとして理解しましょう。
1.パソコン作業
猫から見ると大好きな飼い主が自分の方を見ないで、モニター画面を一心不乱に見続けているように思えています。
これは猫からすると「そんなに暇なら構ってよ」という気持ちや「そんなものより私の方を見てよ」という考えになります。
そのためキーボードの上に乗って座り、自分の存在をアピールしてしまうのです。
対処法としては、パソコンの近くに猫がギリギリ入れる箱状のものを置いておくと有効だそうです。
猫の習性上、キーボードの上よりも、狭くてぴったり入れそうな箱の方に関心が向き、そこにすっぽりを入る子が多いようです。これで安心してパソコン作業ができるでしょう。
2. 朝の身支度
飼い主が仕事などで朝の身支度にバタバタしていると、そんな時間に限って愛猫は「遊んで」とアピールしてきます。
可愛い愛猫からのアピールは飼い主にとっても嬉しいものですが、タイミングが合わずに遊びの誘いを断る方も多いのでは無いでしょうか。
猫から見ると、忙しくしている飼い主は獲物のように思えてしまいます。
決してそんな事はないのですが、足だけを見るとまるで動くネズミのように思えてしまい、忙しくしている時に前足でタッチしたりといった遊びの態勢に入るのです。
こんなときはおもちゃを与えて、そちらと一緒に遊んでもらうようにしましょう。
3.料理
夜ご飯の支度などで野菜を切ったり調理に忙しくしていると、食いしん坊な猫は必ず足元に近寄ってきます。
これは飼い主は野菜などを切るときに、少しの具材でも床に落ちてこないか狙っている可能性があります。いわゆる「おこぼれ」を狙っているのです。
野菜の中には猫にとっては有毒なものもありますので、くれぐれも下に落とさないように気をつけましょう。
また、食べようとしている愛猫を見かけたら、すぐその場で叱る事で、この行動はしてはいけないということを愛猫にしっかり覚えてもらいましょう。
まとめ
猫の習性的にどうしても邪魔したくなる飼い主の行動についてまとめてみました。
人間の視点と猫の視点は大きく異なりますので、ぜひ愛猫の気持ちも理解した上で対応していきましょう。