1.湿度が高いと鼻が敏感になる
夏に臭いがきつく感じるのは、「湿度が高いと臭いに敏感になる」という人間の鼻の仕組みのせいかもしれません。
犬の鼻が濡れているのと同じ理由で、人間の鼻も空気が湿っている方が臭いを強く感じるのです。
2.猫砂が湿気を帯びて吸収力が落ちる
固めるタイプの猫砂は、湿度が高いと湿気を吸うので固まる力が落ちてきます。そうするといくらオシッコの塊を捨てても取りこぼしが出るのです。
いつまでたっても臭いの元がなくならないので、梅雨期はずっと臭う、というワケです。
3.微生物の活動が活発になる
尿を放置していると、微生物が尿を分解してアンモニアが発生します。
そしてこのアンモニアの刺激臭こそ、臭いの大きな原因です。
さらに気温が高いと微生物の活動が活発になるため、夏は臭いがきつくなるのです。
4.空気中の臭い分子が活発になる
同じコーヒーでもアイスとホットで香りの立ち方が違うように、寒い時期より気温の高い時期の方が空中に漂う臭い分子の動きが活発化します。
そのため夏になると、猫トイレの臭いが余計気になってしまうのです。
夏場の臭いにはこうやって対抗しよう!
猫トイレの消臭を考える
まずは毎日のトイレ掃除をこまめにするよう心がけた上で、以下のことを試してみましょう。
- 砂やペットシーツの総入れ替え回数を増やす
- トイレそのものを洗う回数も増やす
- 消臭効果のある砂やペットシーツを使う
- 消臭力の高いシステムトイレを利用する
※消臭スプレーは粗相の時にはとても役立ちますが、猫トイレに振りかけても臭いの元を絶つことができないので効果は期待できません。
部屋全体の消臭を考える
高温多湿の時期は、室内の湿度を下げる意味でもやはり換気がおすすめです。
またエアコンや除湿機を利用するなら「除菌・消臭フィルター」をプラスしてみてはいかがでしょう。
ウイルスやアレルゲンを無力化してくれるものもあり、臭いの気になる季節以外でも活躍が期待できます。
まとめ
猫トイレにオシッコやウンチがある限り、完全に臭いを消すことはできません。
それでもこまめな掃除と湿度管理だけで、ほとんど気にならない程度まで臭いを抑えることは可能です。
砂の総取り替えの回数が増えるなど、少しコストはかかりますが、まずは基本に忠実に!そこからいろいろ工夫を足していきましょう。