1.しっぽ
猫の感情はしっぽに表れやすいです。そのため猫の喜怒哀楽を知るにはまずしっぽの動きをチェックしてみるといいでしょう。
- 嬉しい時…しっぽをピンと立てる、嬉しさで興奮状態にあると震わせる。
- 怒っている時…しっぽの毛を逆立てて膨らませる(威嚇)。しっぽを素早くバタバタと振る(苛立ち)。
- 悲しい時…しっぽをだらりと下げる。または足の間に隠す。
- 楽しい時…しっぽをクネクネさせる。
猫はしっぽだけでも喜怒哀楽を全部表せるんですね。因みにしっぽを膨らませている時やバタバタ振ったり床に叩きつけている時は怒っていたり攻撃のなので前触れでもあるため、手を出さないほうがいいかも知れません。
2.目
猫は目にも感情が表れます。喜怒哀楽をチェックするには目の動きや瞳孔(目の黒い部分)に注目するといいでしょう。
- 嬉しい時…目を細める。信頼している人にはゆっくりとまばたきをする。
- 怒っている時…明るい場所で瞳孔が開く。または暗い場所で瞳孔が細くなる。
- 楽しい時…瞳孔を開いたり細めたりする(興味があるものを見るために目のピントを合わせようとする)。
まさに「目は口ほどに物を言う」という言葉がピッタリ当てはまりすね。
猫は表情が乏しいと言われがちですが、目の表情だけでもこんなにあるんです!
3.ヒゲ
猫の気持ちはヒゲを見ることでも分かります。ヒゲの角度で「今どんな気持ちか」を表しているんです。
- 嬉しい時…ヒゲが根本から上向きになる。特に10時10分の角度はとてもご機嫌。
- 怒っている時…ヒゲが顔の後ろ向きや斜め上に反る。
- 悲しい時…ヒゲが下向きになる。
- 楽しい時…ヒゲが前向きになる。何かに興味を示した時もこのヒゲになる。
嬉しいとヒゲも上向きになり、悲しいとヒゲまでしょんぼりしちゃうなんて、本当に猫の気持ちがしっかりと表れているんですね!
愛猫の気持ちを知りたい時にはヒゲにも注目してみましょう。
まとめ
前述したように猫は顔の表情が犬ほど変化しない分、しっぽやヒゲなどの他の部分で感情を表してくれます。何を考えているか分からないと言われる猫ですが実はとても感情豊かなんですね!
愛猫がどんな気分でいるかを知りたい時はしっぽや目、ヒゲだけでなく耳や他の仕草なども併せて観察することをおすすめします。
どういった表情や仕草も可愛いですが、できることならマイナスの感情を表す仕草を目にすることがあまりなくなるよう、愛猫を幸せにしてあげられるのもまた飼い主さんだけです。
猫の仕草などからしっかりと気持ちを汲み取るようにしてあげてくださいね。