『台風が苦手な猫』がする行動3つとケア方法

『台風が苦手な猫』がする行動3つとケア方法

台風の雨や風は激しく、家の中にいても本当に怖いですよね。人間さえ恐怖を感じる台風に、小さな猫はどのような様子になってしまうのでしょうか?猫のためにできる方法を考えてみましょう。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

なぜ台風が苦手?

イカ耳の怖がる猫

台風は、屋外での暴風雨だけではなく建物の中にいても風や雨の影響がありますよね。

猫は大きな物音を苦手とします。そのために台風の轟音も嫌がります。同じように雷を怖がってしまう猫も多いですよね。

その他、工事の騒音や車のクラクション、掃除機などびっくりさせてしまう音は猫の周りに多くあります。

1.隠れてしまう!

下に隠れる猫

怖がりな猫はビックリするとベッドやソファの下、押入れの中に隠れてしまいます。

恐怖感を鎮めるために、猫は暗くて静かな場所に急いで身を隠します。台風が落ち着くまで奥の方に入ってしまう可能性が高いので、心配せずに同じ部屋で見守ってあげましょう。

同時に窓を施錠する、カーテンや雨戸を閉めるなど基本的な防御策を行って、少しでも猫が安心できる環境にしておくと良いでしょう。

2.落ち着きがなくなる

歩き回る猫

興奮して部屋の中をウロウロすることがあります。

いつもの気に入った所に逃げようとしても、気持ちが落ち着かないと動き回ってしまいます。猫のいつも使っているベッドや遊び場所が窓際であれば、部屋の中央に移動してあげましょう。

台風の上陸日程が分かっている場合は、あらかじめ窓から離しておくと猫も人間も慌てないで済みます。

3.何度も鳴く

鳴く猫

一緒に暮らす飼い主さんに、猫は声をあげて不満を訴えることがあります。

飼い主さんを家族と思っている猫は、そのように声をあげて意思表示をしてくることがあります。怖がっている様子ならば「大丈夫だよ」と声をかけ安心させてください。抱っこを嫌がらない場合はスキンシップを行うと良いでしょう。

人間が台風を怖がると猫に伝染

階段の隅から見る猫

猫は飼い主さんが思っている以上に人間の気持ちを理解し行動しています。台風を怖がるのは猫だけではなく人間も同じです。人間が台風でオタオタしないように、落ち着いて行動することが大切です。

まとめ

怖がる猫のアップ

『台風が苦手な猫』がする行動3つとケア方法についてお伝えいたしました。

台風が収まるまではゆっくりと眠ることもできないと思います。しかし猫のためにも、なるべく平常心で穏やかに過ごせるようにしたいですね。

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