猫に『ブロッコリー』は与えてもOK?メリットと注意点を解説

猫に『ブロッコリー』は与えてもOK?メリットと注意点を解説

人間にとって栄養価の高いブロッコリーは猫にも大丈夫なのでしょうか?野菜は身体に良いと思われますが、猫は人間と違い、完全なる肉食動物です。それでは、ブロッコリーについて調べてみましょう。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

食べても大丈夫!

フォークに刺さるブロッコリーと猫

猫が食べても良い野菜の一つで、ブロッコリーを好きな猫は多いようです。手作りご飯を食べている猫たちには、お馴染みレパートリーになっているのではないでしょうか?

ブロッコリーは生のままで食べるのは控えた方が良いでしょう。茹でたものを少量与えるなら問題はありません。

メリットはあるの?

ブロッコリーに手を伸ばす猫

抗酸化作用、殺菌作用、ガンの予防などが含まれるブロッコリーの成分はとても優秀です。

そしてカロリーも低いので、量を多くするためにプラスの食べ物として最適でしょう。

少ない量に!

台所にいる男性と猫

もし与えたいのであれば小さじ一杯程度にしましょう。

一般的に購入できる野菜は農薬を使用している事が多いです。人を基準にすると、10分の1から20分の1位の大きさしかない猫に、多くの量は食べさせない方が良いのです。

持病のある猫にはだめ!

受診中の猫

甲状腺機能低下症を患っていたり、腎臓に持病のある猫は食べてはいけません。

キャベツや大根などと同じアブラナ科に属するブロッコリーは「ゴイトロゲン」を含みます。ゴイトロゲンは、甲状腺ホルモンを作るヨウ素の吸収を妨げてしまいます。

シュウ酸も含みますので結石がひどくなる可能性が出てきます。

特に、年齢を重ねている猫に与えるのはやめましょう。

アレルギーに注意!

掻いている猫

ブロッコリーもアレルギー源を含みます。吐き気や下痢、皮膚を猛烈に掻いていたり元気がなくなるなど症状が出てしまう事があります。

少しでも異変を感じた時は病院をすぐに受診しましょう。

冷蔵庫に保存

冷蔵庫の中のブロッコリー

必ず冷蔵庫の中にしまって、猫が食べられないようにしましょう。

野菜を台所の片隅に置く家庭も多いでしょう。しかし、ブロッコリーを食べたことのある猫は、知らない間につまみ食いをしてしまうかもしれません。

必ず、触れられない場所へ保管してください。

まとめ

ブロッコリーをみつめる猫

猫に『ブロッコリー』は与えてもOK?メリットと注意点を解説についてお伝えいたしました。

猫にブロッコリーは大丈夫です、猫がブロッコリー好きならば、おやつとしてあげるのも良いでしょう。しかし無理に食べてもらう野菜ではありません。

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