1.おもちゃ
飼い主さんが愛猫と遊ぼうと思って猫じゃらしを出そうとしたら「ない!?どこに行った!?」と捜索する羽目に…ということはありませんか?
猫にとってお気に入りのおもちゃは、隠しておきたくなるアイテムの1つだったりします。
外飼いの猫であれば本物のネズミや鳥など「本物の獲物」を捕まえますが、室内飼いの猫にとっては遊びの中で手に入れたおもちゃが「獲物」なんです。
獲物は手に入れたあと時間が経ってからまた食べられるように保存しますが、この時に「他の猫などに奪われないように保存しておく」というのが猫の本能的欲求のようです。そのため、自分にとっての「獲物」であるおもちゃを隠してしまうんですね。
2.靴下
飼い主さんの靴下の片方ばかりをこっそりと持ち出しては備蓄する猫もいます。しまっておいたはずの靴下がどこかに消えたらまず愛猫を疑うというご家庭も。
脱いだばかりの靴下が狙われる場合、靴下から猫のフェロモンに似た成分や、人間の足のニオイに含まれる「イソ吉草酸」がマタタビに含まれている成分の1つと同じだから猫が惹きつけられてしまった、という可能性もあります。
しかし中には、飼い主さんの気を引きたいという理由で飼い主さんの靴下をせっせと集めては隠す猫もいるようですね。
猫が隠した靴下を飼い主さんが見つける、という遊びをしているのかも知れません。
3.スリッパ
スリッパもよく猫が隠すものの1つですよね。
こちらも飼い主さんのニオイがついているからお気に入りになってしまうことが多いですが、スリッパの形状にも猫が好む理由があるようです。
猫は狭い場所を好む習性があります。そのためスリッパの狭さが落ち着くのか、中に入り込んで寛ぐ猫もいます。
体の小さな子猫はすっぽりと入れますが、体が大きく入りきらない成猫であっても顔だけ突っ込んだりしているのを見た飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん特に気に入ったスリッパがあればコレクションしてしまう猫もいますよね。
スリッパで遊ぶ猫の場合は、飼い主さんが装飾品の誤飲などに気を付けてあげる必要があります。外飼いの猫の場合は、よそのお宅のサンダルなどを持ち帰ってしまうことも!?
まとめ
今日のねこちゃんより:そらくん♂ / キジトラ / 3kg
飼い主さんが大掃除をしようとソファをどけてみたら、下から愛猫がこれまでに集めたコレクションや備蓄品の数々が見つかった…というのもよくある話ですよね。
犬がおもちゃなどを隠すのはイタズラであることが多いですが、猫の場合は隠すという行動自体が本能であるため叱ることもできません。注意したとしても、数日後にはまた新たなコレクションを開始することも多々あります。
しかし、大好きな飼い主さんのニオイがついているからこそ集めてしまうのだと考えると、たとえ愛猫のコレクションを発見しても取り返せずに、そのままにしておいてあげる飼い主さんもいらっしゃるようですね。